俳優新井浩文控訴審判決 懲役4年の実刑
「死んだ魚の眼の演技ができる」と一部の芸能関係者から評価されていた新井浩文被告の控訴審判決があり、東京高裁は一審判決を破棄し、あらためて懲役4年の実刑を言い渡しています
被害者女性とは和解が成立したと判決の中で指摘はされていますが、いくつかの報道を読み合わせると和解は成立したものの被害者は処罰感情が強く、控訴審でも「同意があったと思ったので無罪」を主張し続ける新井被告を許していないのだとか
よって、執行猶予のつかない実刑判決がくだされたのでしょう
この判決に新井被告は不満たらたらでいるものの推測されます
自宅で派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、強制性交罪に問われた元俳優の新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(41)の控訴審の判決公判が17日、東京高裁で行われ、懲役5年だった一審判決を破棄し、懲役4年が言い渡された。一審から減刑されたものの、執行猶予はつかなかった。同被告はこの日、法廷に姿を現さなかった。
新井被告は2018年7月、東京都世田谷区内の自宅マンションで、派遣型マッサージ店の30代の女性従業員に性的な暴行をした罪に問われ起訴された。同被告は被害者との間に同意があったとして無罪を主張したが、昨年12月に一審東京地裁で懲役5年(求刑5年)の判決が言い渡された。その後、判決を不服として弁護側が控訴。先月12日に開かれた控訴審の初公判では、被害者との間で和解が成立していたことが新井被告の弁護人から明かされた。
この日の判決で、新井被告側は慰謝料300万円で和解したことが明らかになった。
昨年9月の一審初公判では、示談金として当初1000万円を提示、起訴間近には2000万円に倍増したが女性から拒否されたことが明らかになっていた。
(中日スポーツの記事から引用)
通常は和解成立の条件として慰謝料の支払いと引き換えに、被告を「宥恕する」(許す)と一筆書いてもらい裁判所に提出するのが慣例です
あるいは性犯罪の場合、被害届の取り下げを条件に慰謝料を支払うという取引が行われます
本件の場合、控訴審でもなお「無罪」を主張し芸能界復帰の道を確保しておこうとする新井被告を、被害者はとても許す気になれなかったのでしょう。ただし、このままでは和解がいつまで経っても成立せず、裁判では不利になると焦った弁護士が慰謝料だけ払って形だけでも和解が成立した風に仕立てたと思われます
なので、被害者が被害届を取り下げて、性行為に合意があったと新井被告が思い込んだとしても仕方がない状況だった、と供述内容を変更すれば1千万円近い慰謝料を支払う等の条件を示していたのかもしれません
しかし、新井被告の思惑通りにはならなかったのであり、金で女を自由にできるとの発想が間違っていると理解できたかどうか
慰謝料の金額云々に動じることなく、意地を貫いた被害者の女性には敬意を評したいところです
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