児童自立支援施設で暴力を振るう職員
児童自立支援施設は県及び政令指定都市によって運営され、触法少年や家庭の事情等で保護を必要とする少年少女を収容する施設です。扉を施錠して拘禁することは認められていません(例外として強制措置が認められているのは国立の施設である武蔵野学園と鬼怒川学園です)
したがって児童自立支援施設に収容された少年、少女が施設を逃げ出すことも珍しくはありません
以前から当ブログで指摘してきたところですが、この公立の児童自立支援施設で働く職員による暴力がしばしば問題になります
指導に従わない少年少女に対し、殴る蹴るの暴行を加える職員がいるのです。さらにいくつかの施設では女子に対する性的暴力も過去には行われていたケースがあります
岐阜県大野町にある県立の児童自立支援施設で、ことし4月、当時の男性職員がクラブ活動の指導中に男子中学生1人の顔や背中を蹴るなどの暴力行為を行ったとして、県はこの職員を14日付けで減給の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは現在、岐阜県中央子ども相談センターに勤務する50歳の男性の主査です。
この職員はことし4月、当時、勤務していた大野町にある県立の児童自立支援施設「わかあゆ学園」で、野球のクラブ活動の指導中に、ランニングなどにまじめに取り組んでいないとして、中学3年生の男子生徒1人の顔や背中を蹴るなどの暴力行為を行い、顔に傷を負わせたということです。
職員は職場の上司にみずから報告するとともに、生徒や保護者に謝罪していて、県の調査に対し「この生徒は施設から無断で外出することもあり、悪いことだとわかっていたがルールを理解させようと暴行に及んでしまった」と話しているということです。
県はこの職員を14日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分にしました。
また、県は工事の用地取得の手続きを担当している岐阜農林事務所の61歳の男性職員が請求書などの文書を偽造していたとして停職3か月の処分にしました。
(NHKニュース記事から引用)
岐阜県の場合、以前にも書いたように児童福祉にまったく関与した経験のない職員を管理職として配置したり、あるいは問題を起こした職員を懲戒処分含みで児童自立支援施設へ転勤させるといった人事が過去に行われていました。現状はどうなっているのか不明ですが、おそらくいまだに懲罰人事が行われているのではないかと懸念します(自分が岐阜県で仕事をしていたのはもう30年ほど前ですが、当時もわかあゆ学園には暴力をふるう職員がいました)
別の報道によれば、問題の男性主査は昨年も同様の暴力事案があり、厳重注意処分を受けています。つまりは今回が発覚した分だけで2度目であり、とても児童福祉の現場で勤務するには不適格な人物だと分かります。それをまだ、県の中央子ども相談センターに勤務させているのですから、岐阜県は人権意識が皆無なのかと言いたくなります
しかも、「この生徒は施設から無断で外出することもあり、悪いことだとわかっていたがルールを理解させようと暴行に及んでしまった」と、男子中学生の側にこそ非があると主張し、むしろ自分の行為を正当化しているわけです
「教育においては時に体罰も必要」などと屁理屈をかましそうな人物なのでしょう
こうした考えの持ち主でしかも50歳ですから、形ばかりの研修を1~2回受講させたくらいで、偏った考えを是正させるのは無理でしょう
速やかに退職させるのが県民のためでは?
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