埼玉両親殺害事件 36歳息子を逮捕

66歳の父親と65歳の母親を殺害したとして、36歳の息子が逮捕されました。親殺し、子殺しは昔からある犯罪ですが、家庭内の事情に第三者が介入するのは難しいだけに、殺人に至ってようやく家庭内の問題を第三者が知るというケースがしばしばあります
逮捕された36歳の息子が引きこもりのニートだった可能性も考えられます。親が年金暮らしでしょうから、息子の将来を案じ仕事をしろと言い聞かせていたのかもしれません

24日午前6時15分頃、埼玉県富士見市ふじみ野西のマンション室内で、男女2人が血を流して死亡しているのが見つかった。県警東入間署は、直前に「お父さんとお母さんを殺してしまいました」と出頭してきた、この部屋に住む無職吉留貴裕容疑者(36)を、男性に対する殺人容疑で逮捕した。
死亡していた男女は吉留容疑者の60歳代の両親とみられ、同署は女性を殺害した容疑でも調べる。
発表によると、吉留容疑者は男性を刃物のようなもので殺害した疑い。調べに対し、「殺したのは事実です」と話しているという。吉留容疑者は両親と3人で暮らしていた。
現場は東武東上線ふじみ野駅から西に約500メートル離れた住宅街。
(読売新聞の記事から引用)

殺害を認めているのですから、殺人罪の容疑で取り調べるのは当然です。遺体には複数箇所の刺し傷があった以上、傷害致死とは考えられないのであり、殺意を持って幾度も刺したと推測できます
ただ、吉留容疑者は自ら警察に出頭していますので、自首が認められ刑一等を減じる判決が下されるはずです
事件の背景など詳細が判明次第、また言及するつもりでいます
追記:埼玉地方検察庁は2021年1月、吉留容疑者を不起訴としています。起訴できるかどうか精神鑑定を実施した結果、刑事責任を問えない状態にある(精神障害)と判断したのでしょう。報道ではそこまでしか触れていないのですが、通常の措置としては県知事に通告して措置入院の申請を行い、精神病院に強制入院させます。どれくらいの期間入院させるかは医師の判断によります
さて両親を殺害した事件として自分の記憶にあるのは、1980年11月に起きた「金属バット殺人事件」です。2浪中の受験生が両親を金属バット殴り殺し、世間を震撼させました。詳細は以下のサイトを参照願います

川崎・浪人生金属バット親殺し
http://yabusaka.moo.jp/kinzokubatto.htm

検察の求刑は懲役18年でしたが、精神鑑定で発達障害があると指摘されたこともあってか、判決は懲役13年です。2人を殺害した事件としては異例なほど、軽い判決でした。刑務所服役は初めてで長期刑の受刑者である彼は千葉刑務所に収容され、刑期満了で釈放されています
刑務所を出たのが40歳前ですから、まだまだやり直せる年齢です。果たしてどのような人生を歩んだのか?
週刊誌の記事では実兄と和解した、と書かれていたのを読んだ記憶があります

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