山梨キャンプ場殺人の阿佐死刑囚が病死

建設会社の社長が従業員2名をキャンプ場で殺害し、社内でも従業員1名を殴って死亡させる事件が2000年にあり、「山梨キャンプ場殺人」と呼ばれています。容疑者として逮捕された建設会社社長阿佐吉広は死刑が確定し、東京拘置所に収監されていましたが病死したと発表されています


法務省は11日、2000年に山梨県のキャンプ場で2人を殺害したなどとして、殺人罪などで死刑が確定した元建設会社社長、阿佐吉広死刑囚(70)が、収容先の東京拘置所で間質性肺炎により死亡したと発表した。
法務省によると、阿佐死刑囚は気胸も患って病状が悪化。今月3日から病院に3日間入院し、退院後は拘置所内の病棟で治療を受けていた。11日午前7時10分ごろ脈拍が低下し、同8時半、死亡が確認された。
確定判決などによると、阿佐死刑囚は00年5月、当時の社員らと共謀し、山梨県都留市内で男性従業員2人に暴行を加えて監禁し、キャンプ場で絞殺したなどとされる。1、2審で死刑判決を受け、最高裁が12年12月に上告を棄却、死刑が確定した。関係者によると、一貫して殺害への関与を否認しており、甲府地裁に再審請求して棄却され、東京高裁に即時抗告中だった。
(毎日新聞の記事から引用)


阿佐死刑囚の経営する建設会社はブラック企業であり、さまざまな問題が指摘されていましたが改善する気は皆無で、事件当時は従業員を殺害する悪行も当然、と見なされていました
ただ、キャンプ場で暴力団員と組んで従業員2名を殺害したとされる推定犯行時刻に阿佐死刑囚はアリバイがあり(犯行のあったとされる時刻に都合よくアリバイがあること自体、怪しいのですが)、冤罪だと主張していました
以下、冤罪であると主張するブログを紹介しておきます

冤罪ファイル その7 「山梨キャンプ場殺人事件」

殺害当日は母の日で、長女と一緒に花を買いに行ったとアリバイを挙げているのですが、出来すぎのように感じます。阿佐死刑囚は母の日に花を買って贈るような人物だったのでしょうか?
むしろアリバイ工作のため周到に準備をし、都合を合せたように映ります。もちろん、自分の主観にすぎないのですが
冤罪事件として思う浮かべるような、「善良な市民がある日突然、殺人事件の容疑者にされてしまった」というパターンではなく、複数の暴力団員と付き合いのある、怪しい建設会社の経営者という素性も忘れてはなりません

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