平塚猥褻保育士 乳児暴行死で懲役10年判決
過去に取り上げた事件はできる限り、その顛末をブログで言及したいと思っています。が、なかなか難しいのであり、放置したままになっている事件も少なくない状況です
平塚の認可外保育所でわいせつ行為を繰り返したほか、乳児を殴打して死亡させた元保育士角田悠輔被告の裁判もその1つです
角田被告は保育所で預かっていた女児にわいせつ行為を繰り返したとして、一審で懲役15年の判決を受けています。乳児を死亡させた事件は別に起訴されており、2018年2月に1審横浜地裁は懲役10年の判決を言い渡しています
神奈川県平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で2015年12月、生後4カ月の男児が死亡した事件で、当時保育士として勤務していて傷害致死罪に問われた角田(つのだ)悠輔被告(36)の裁判員裁判の判決が14日、横浜地裁であった。深沢茂之裁判長は「保育士の職責に真っ向から反し、許されない」として、角田被告に懲役10年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。
判決によると、角田被告は15年12月6日午前0時10分ごろ~4時半ごろの間、同保育所内で男児の頭部に強い力で何らかの暴行を加え、脳挫滅などのけがを負わせ、死亡させた。
判決は、出廷した医師4人の証言をもとに、頭部のけがは第三者によって意図的に強い外力が加えられて負ったものだと推認。事件当時、男児がいたベッドに近づけたのは角田被告だけだったとして、被告以外の犯行の可能性はないと結論づけた。
弁護側は、男児が預けられる前からけがを負っていた可能性があるとして無罪だと主張していた。
角田被告は預かっていた計15人の女児に対する強制わいせつなどの罪で、昨年12月に懲役15年の実刑判決を受け、弁護側が控訴した。
(朝日新聞の記事から引用)
しかし、暴行を否認していた角田被告は判決を不服として、控訴していました
深夜時間帯の犯行であり、保育所で勤務していたのは角田被告だけです。防犯カメラの映像には角田被告以外の第三者は映っておらず、犯人は角田被告しかいない、とする検察の主張を覆す物証は提示できないのですから、控訴は棄却されています
反省など皆無の角田被告は不満たらたらでしょう
神奈川県平塚市の認可外保育施設「託児所ちびっこBOY」で平成27年12月、生後4カ月の男児に暴行して死亡させたとして、傷害致死罪に問われた元保育士、角田(つのだ)悠輔被告(36)の控訴審判決で、東京高裁(中里智美裁判長)は2日、懲役10年とした1審横浜地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
弁護側は「角田被告に暴行の故意があったとは認められない」などと主張。1審判決には明らかな事実誤認があるとして控訴していたが、中里裁判長は「男児の頭部に何らかの暴行を加えて傷害を負わせ、死亡させたものと推認できる」と指摘した。
(産経新聞の記事から引用)
深夜時間帯にこどもを預かる施設であるため、人手を確保するのが難しいとの事情があるにしても、角田被告の勤務態度をまったくチェックせず任せきりにしていたのは過失です。これではペットホテル以下であり、こどもを預かる=命を預かるとの自覚も自負も欠いています
深夜時間帯に保育士を確保できないのであれば、事業継続を断念するくらいの経営判断が必要でしょう
1人のこどが亡くなり、15人ものこどもがわいせつ行為の被害を受けているのですから、角田被告の罪だけでなく保育所経営者の責任も重大です
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