千葉印西市放火殺人 3人のうち2人が無罪主張

千葉県印西市での放火殺人事件で逮捕されていた男女4人組の裁判が始まっています。菅野美玖被告と金崎大雅被告がカップルで、仲内隼矢被告と犯行当時16歳の少女がカップルだとされます。16歳の少女は嫌疑不十分で不起訴処分になっていますので、公判の対象は3人です
この4人組は家出状態で車で寝泊まりしたり、事件現場となった印西市の海老原よし子さん宅に泊まったりしていました
海老原さんは軽度の知的障害があったとされ、そこに付け込んで4人が入り浸るようになってのかもしれません
海老原さんに暴行を加え、手足を縛ったうえで灯油をかけ焼き殺すという残忍な犯行であり、情状酌量の余地もありません


去年、千葉県印西市で住宅に火をつけ女性を殺害したとして、殺人と放火の罪に問われている男女3人の初公判が12日千葉地方裁判所で開かれ、3人のうち2人は「殺意は無かった」などと述べて無罪を主張しました。
無職の菅野弥久被告(22)と、定時制高校に通っていた金崎大雅被告(22)、それに無職の仲内隼矢被告(22)は、去年2月、千葉県印西市の住宅に火をつけ、この家に1人で暮らしていた海老原よし子さん(55)を殺害したとして、殺人と放火の罪に問われています。
12日、千葉地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、3人のうち菅野被告と金崎被告は「放火はしておらず、殺意も無かった」などと述べて無罪を主張し、仲内被告は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。
このあと検察側は冒頭陳述で、「3人は被害者の自宅に泊まったり、荷物を置かせてもらったりするなど世話になっていたが、金崎被告のカップラーメンを被害者が無断で食べたなどとして激高し、暴行を加えた」と指摘しました。
その上で、「3人は後にひけなくなり、殺害するしかないと考え、両手足を縛ったうえ灯油などを被害者の体や周辺にまいて火をつけた」と指摘しました。
3人の判決は、来月12日に言い渡される予定になっています。
(NHKの記事から引用)


仲間割れを起こし、菅野被告と金崎被告は犯行を否認、仲内被告は犯行を認めています
遺体の状況からして、「放火はしていない。殺意はなかった」と主張しても通用しません。菅野被告と金崎被告の弁護人は、犯行は仲内被告の単独犯行であり、2人は関与していないと主張しています
関与していないのなら、なぜ4人で逃げたのか、と問い詰めたくなります
千葉県で起きた類似の事件で、無期懲役の判決が下されているのを当然ながら意識し、全面否認で乗り切ろうとしているのでしょう

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