京アニを「麻薬の売人以下」と書いた純丘曜彰教授の見苦しい弁解
京都アニメーションを「麻薬の売人以下」とこき下ろすコラムを書いて炎上した大阪芸術大学の純丘曜彰教授が、J-CASTニュースの記事の中で「誤解を招いた」と釈明し、「京都アニメーションを麻薬の売人以下と断じたのではない」と主張しています
どこをどう読んでも京都アニメーションを「麻薬の売人以下」だと切り捨てる文面にしか受け取れないのであり、コラムを読んだ人間が誤解したと主張するのは噴飯ものでしょう
ただし、純丘教授は文章が下手だったと認めており、自身の記述が誤解を招いたと自己批判もしていますので、むやみと批判し、叩くのはやめておきましょう
長文の記事なので、関心のある方は以下のアドレスにアクセスし、全文に目を通してください
「麻薬の売人以下」は「京アニのことではない」 純丘曜彰・大阪芸大教授、炎上コラムの真意語る
(前略)
京アニ作品に限らず長年のアニメファンであり、アニメが研究対象でもある純丘氏は、放火事件を「心の底から悲しんでいる」と心境を明かす。ただ、自身が書いた記事については「文章が下手で申し訳なかった。誤解されるだろうと思う」と反省を口にした。真意はどこにあったのか。
(中略)
タイトルも「京アニ放火事件の土壌」。そのため、同段落では京アニの名前こそ明記していないものの、ツイッターでは「多くのクリエーターを殺された京アニを『麻薬の売人以下』とこき下ろした」「京アニを麻薬の売人以下だと侮蔑している」など、「麻薬の売人以下=京アニ」と認識され批判が殺到した。
コラムは24日に削除、同日中に「京アニ」の言葉を省いた形で大幅に短縮・再構成のうえ再度公開されたが、25日までにこれも削除。同時にサイトトップには謝罪文が掲載されるという慌ただしい展開をたどった。
純丘氏はなぜこのような論考を書いたのか。J-CASTニュースの取材に「文章が下手で申し訳なかったと思っています。改めて読むと書き方が悪いです。誤解される文章だと思う」と表現の至らなさを認めつつ、強調したのは「『麻薬の売人以下』は京アニのことを言ったものではありません」ということだった。
「そもそもこの比喩の主語に『京アニが』とは書いていません」と前置きする純岡氏は、「麻薬の売人以下」なのは、あくまでその前に書かれている「いくらファンが付き、いくら経営が安定するとしても、偽の夢を売って弱者や敗者を精神的に搾取し続け、自分たち自身もまたその夢の中毒に染まるなどという(人々)」のことであり、ここに京アニは含まれないと説明する。
では何を念頭に置いているかというと、コラムの最序盤、字数にして2000字以上前の段落に登場する「アニメの製作ノウハウはあっても、資金的な制作能力に欠けており、広告代理店やテレビ局の傘下に寄せ集められ、下請的な過労働が常態化」しているアニメ制作スタジオのことだという。
(中略)
コラムの削除までにはどのような判断がなされていたのか。純丘氏によると、インサイトナウでの原稿執筆は、公開前に同サイト側の編集チェックを通さない体制になっているといい、「炎上」を受けて同サイト側は一旦、記事削除に踏み切った。純丘氏には事後報告だったという。
その後、同サイト運営会社から再度連絡があり、趣旨だけ分かるよう「京アニ」の言葉を使わないようにして再構成。純丘氏も「もともと京アニを含めたアニメ業界全体の問題を書きたかったのです。補足的なエピソードや『麻薬の売人以下』などの比喩があるとそこだけがクローズアップされてしまう。誤解されるくらいなら省きます」ということで、900字程度にして再公開された。だが、それでも炎上がやむことはなく、同サイト側の判断でまたも削除した。純丘氏は「何を書いても無駄だった」と諦めたように取材に語った。
両親がアニメや映画制作に携わってきたという純丘氏は少年時代から映像作品に親しんできた。京アニ作品もくまなく見ているといい、取材の中でも次から次へと作品名やそこでのテーマ性が語られた。「私は心の底からこの度の放火事件を悲しんでいます。悲しんでいないわけがない。こんな形で命が奪われ、壊されていいのか」と涙声で口にした。そして「間違っても京アニは『麻薬の売人以下』ではありません。京アニはそれと戦ってきた会社です」と繰り返し話していた。
それならそうと、最初から読者に伝わるように書けばよいものを、と思ってしまいます
純丘教授は何が何でも「麻薬の売人以下」との表現を用いたかったのでしょう
適いもしない夢や妄想を売りつけ金を巻き上げる商売だ、とアニメ業界を断罪したくてこのコラムを書いたのでしょうから
一部分を切り取られて批判されたのではなく、最初からコラムで言いたい本旨こそに問題があったと解釈できます
一度炎上してしまった以上、あれこれ弁解しても火に油を注ぐだけですが、そこはきちんと釈明の文を書いて公開するべきでは?
昨今流行りの釈明会見をしろ、とは言いませんが
自分も検索をかけて、純丘教授のコラムの問題がどうなったのか調べるまでは上記の記事を知りませんでした
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