韓国の大学教授 「日本人には共感と普遍的世界観が足りない」

3日に1度は韓国関連の話題を取り上げています。当ブログはいわゆる嫌韓ブログではないつもりです
しかし、ネタの宝庫である韓国メディアを観察するのが趣味なので、ついつい韓国関連の話題が増えてしまう傾向にあります
さて、韓国メディアの日本批判記事を数多く紹介してきたのですが、そこにはいくつもの共通した特徴があります。1つは無駄に長文であること。もう1つは学者ら、いわゆる権威のある人の発言を借りて権威付けしようと企図することです
残念ながら権威ある学者、大学教授らの日本批判も、トンチンカンな言い分やら事実誤認がやたら目立ち、韓国の学界の知的水準が疑われる内容になっているのがしばしばです
すべては、「日本人はこうであるに違いない。日本はこうに決まっている」との先入観、決めつけが支配してしまっているからなのでしょう
日本の書店に並ぶ日本人による「日本人論」にろくなものがない現状を踏まえれば、日本人に対する先入観に毒されてしまっている韓国人大学教授の日本人論など、読むに値しないのは明らかです
今回は韓国のローカル紙に掲載された、田舎の大学教授の日本人論を紹介します
ウォン・イクソンという圓光大学教務の書いたものです


2カ月前、福岡のある大学の博士論文審査オブザーバーとして参加した。審査が終わって市内で参加者との夕食が続いた。対話が熟する中、軍艦島の件が上がってきた。その日、論文審査を受けた韓国留学生の指導教授が真顔になると日本の勤労者たちと同じように韓国人徴用者なども差別のない待遇をしたという。突然一座が凍った。論争が始まったが、戦いで終わるようで話題を代えた。
その瞬間感じたのは日本人たちが共感能力と普遍的世界観が不足しているという事だ。もちろん一般化はできない。しかし、良識ある学者ならば無慈悲な植民地強権統治下で苦しんだ民衆の苦痛をまず理解するのが常識だ。私は一瞬、その原因が武士道にあるのではないかと考えた。
当然ながら、1900年、新渡戸稲造が西洋に紹介するために書いた<武士道>には「鴨緑江において、あるいは朝鮮や満州において勝利したのは、私たちを導き、そして私たちの心を励ましてきた父祖の霊魂であった。(中略)見る目をもつ人たちにはそれらがはっきりと見えるのだ。もっとも進んだ思想をもつ日本人の表皮をはいでみよ。そこに人はサムライを見るだろう。」と言う。韓半島を侵略し多くの民を殺傷した日清戦争が武士道の勝利であることを意気揚揚と記述している。
日本の武士政権は古代王権が没落する12世紀頃から始まる。鎌倉、室町、江戸幕府は戦争を通じて実権を掌握した最高権力の武士が執権のために本部を置いた場をいう。幕府統治は明治革命が起きた19世紀後半まで続く。日本王は将軍という称号を付与して武士の権威を保証するための象徴的存在であった。
(中略:明治維新。武士道と仏教。葉隠)
日本近代は武士精神の赤裸々な矛盾を見せた時期だ。中国や韓国をさげすんで、西欧と似て東アジアとは違う自分だけのアイデンティティを維持しようと考えた二重意識は結局、無意味な戦争に民を追い詰めた。
崩壊後も主君の日本王は韓半島をはじめとするアジアの国民に直ちに謝罪なければならなかったのに、そうできなかった。他者に対する配慮や責任意識より現人身の王の崩壊がより大きく見えたからだ。
政治学者丸山真男が「無責任の体系」で書いた政治体制の空虚とは、恐らく日本を一つにまとめながらも開放的な人類普遍の価値が不在であることを意味するのだろう。和の精神というのも王や力の強い者を頂点にして一つになることであって、普遍的理念ではない。
崩壊後、敵だった米軍の日本駐留は敗者の運命だが、今は強者に屈服する代わりにその力に依存して威勢を張る典型的な武士気質を表わす。これまで韓国の下からの民主化は日本が一度も経験出来ない異なる次元の国民意識に達した。
他者を心より迎える条件は権力の公共性確保と自分の中の他者と公平に対するという自負心だ。日本が真の文明国に至る道は哲学者レヴィナスが言う「神様の顔をした他者」とまではいかなくとも、人類普遍の友愛と友好に立って隣人を眺めることだ。
私たちがまず、善良な心で隣人に接する努力を止めないことこそ、日本を悟らせる真の底力だ。
京郷新聞掲載記事 「理由と省察 武士道~崩れた日本が文明国へ行く道 」から引用


無駄に長い文章です。要約すれば、「日本は永遠に謝罪しろ」論なのでしょう
日本を真の文明国でないと言うのなら、韓国や北朝鮮はそれ以下の未開な原始社会と言って構わないと思います
法律より国民感情を優先する、法治国家ならぬ情治国家なのですから
突っ込みどころ満載で、どこから突っ込めばよいのでしょうか?
普遍的世界観なるものを韓国人が獲得しているとは思えません。おそろしく偏った世界観の持ち主が何を言うのやら
記事の中身をなぞっても違和感だらけです
そもそも鎌倉幕府と室町幕府、徳川幕府で統治のあり方には違いがありますし、武士道の考え方も変遷があります。韓国人教授には理解できないのでしょう。当然、明治維新後の政府の統治のあり方も大きく変化しています
それを区別できないのですから、話になりません。上述したように、「日本人はこうに決まっている」との思い込みだけで物を言っているわけであり、およそ学術的な態度ではないのです
己の学識を顕示し、「オレはこんなに知っているニダよ」と自慢したいのでしょうが、日本人からすれば無知をさらけ出してるにすぎないのであり、憐憫の情すら湧きます
日本を批判するのが大好きな癖に、日本の歴史や日本の文化をまったく学ぼうとしないのですから、空疎な妄言に終始してしまうのは当然です
こんな人物が大学教授をしている以上、学生が正しい知識を身につけるのは困難です
朝鮮儒教の影響もあって、「韓国の歴史は正しい。韓国は道徳的に優位である。日本の歴史は間違っている。日本は不道徳である」という前提でモノを考えるから、上記のような駄文が生まれるのでしょう。それを学問だと勘違いしているのですから、痛ましい限りです

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