「戦争」発言丸山穂高議員 辞職勧告決議は?
「北方領土を戦争で取り戻すべき」との主張を、北方領土訪問団員にぶつけて批判された日本維新の会の丸山穂高衆議院議員は離党届を出しています
しかし、日本維新の会は離党届を受理せず除名処分にしており、なおかつ「議員辞職勧告決議案」が提出されたなら賛成する、と松井代表が表明しました
が、これは日本維新の会が自ら議員辞職勧告決議案を提出する気はなく、他党が提出したなら賛成するという、煮え切らない態度です
メディアは一斉に丸山議員批判を展開しています。その中から西日本新聞の論説を取り上げます
国会議員の劣化もここまできたか。あぜんとする思いだ。
日本維新の会に所属していた丸山穂高衆院議員(35)が、北方領土へのビザなし交流訪問団に参加した際、元島民に対し、戦争による領土奪還をけしかけるような発言をしていた。
訪問団によると、丸山氏は11日夜、酒に酔った状態で元島民である訪問団長に対し、「戦争でこの島(北方領土)を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と問いただそうとした。
団長が「戦争なんて言葉は使いたくない」と答えると、「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと迫った。
国会議員がしたとは信じられない発言だ。どこがどれほど不見識か、丁寧に説明したい。
まず日本国憲法は9条で「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と明記している。丸山氏の発言は、憲法の大原則である平和主義を否定するものだ。
また、国連憲章は国際紛争を平和的な手段で解決するよう加盟国に義務付けている。自衛以外の武力行使は、国際法の観点からも許されない。
さらに日本とロシアの2国間関係でも、1956年の日ソ共同宣言で「紛争の平和的手段による解決」と確認している。現在、安倍晋三政権がロシアと北方領土に関わる外交交渉を進めているが、その信頼醸成に向けたビザなし交流の場で「戦争で」などと言い出す行為は、交渉に百害あって一利もない。
そもそも、戦後の日本政治は、先の大戦の教訓に立って「いかに戦争を起こさないか」ということを最大の目標にしている。戦争の惨禍を軽視して手段のように取り扱うのは、歴史を学んでいない証拠である。
こと領土問題はナショナリズムが絡み、インターネット上などでは威勢のいい強硬論が幅を利かせるものだ。そうした世間の空気に乗り、「戦争で」などとけしかけたのであれば、議員としては浅薄というほかない。
丸山氏との会話で、元島民の団長は何度も「戦争はすべきでない」などと反論している。故郷を追われた無念がある中で、戦争を知る世代としての見識を示してくれたと感服する。
日本維新の会は発言を問題視して丸山氏を除名し、自ら議員辞職するよう促したが、党としてこういう人物を公認した責任を痛感してほしいものだ。
私たち有権者も議員の劣化を嘆くだけでは済まない。これ以上、底の浅い議員が増えないよう、イメージや勢いに乗せられず、政治家の人間性を見極める目を養いたい。
(西日本新聞)
国会での議員辞職勧告決議案提出について、丸山議員は「今回の件で不適切性や配慮を欠いていたことについて認め、撤回と謝罪するのは当然。これ以上荒立てるつもりはない」と言いながらも、「憲政史上例を見ない、言論府が自らの首を絞める辞職勧告決議案かと。提出され審議されるなら、こちらも相応の反論や弁明を行います。過去、可決は鈴木宗男氏など逮捕や起訴案件で3件あるが、発言等に関する提出など1例もなく、まさに言論府が自らの首を絞める行為に等しい。野党側の感情論で議案が出され、普段は冷静な与党まで含めて審議へ進むなら、まさにこのままではこの国の言論の自由が危ぶまれる話でもある」と開き直っています
それにしても、「これ以上ことを荒立てるつもりはない」と上から目線でモノを言う姿勢に唖然とします
東大卒で官僚から国会議員…という経歴がそう発言させるのでしょうか?
自らの失言を棚上げし、言論の自由のために闘う戦士を気取っているのが何とも滑稽です。失言や放言だけで議員の資格を奪うのは「言葉狩り」にもつながる危険があるとしても、逆に「何を言っても許される」べきだとは思いません
国会では野党が揉めた末、6会派共同で丸山議員への辞職勧告決議案提出となりましたが、丸山議員はこれを拒否するのでしょう
無所属となった丸山議員は自己の存在をアピールするため、さらに過激な発言を繰り返すと思われます
(関連記事)
立憲民主党高井崇志議員 セクシーキャバクラ通い
田畑毅元衆院議員を強姦罪で書類送検
衆議院議員辞職 田畑毅のゲスの極み
新潟県知事 女性問題で辞任へ
警察庁キャリア官僚 変態不倫がバレ依願退職
岩泉町長わいせつ疑惑 珍妙な釈明だらけ
今井絵理子参議院の不倫相手 市議会議員辞職へ
不倫で追い詰められた今井絵理子議員
今井絵理子参議院議員の不倫スキャンダル
参議院候補SPEED今井絵理子の恋人は逮捕歴有り
不倫しまくり宮崎謙介議員 あっさりと辞職
不倫辞職した宮崎謙介前議員を庇う義理の母
宮崎謙介衆院議員不倫の相手は鈴木亜美?
山尾志桜里議員 不倫を否定し離党届
不倫男後藤田氏救った妻・水野真紀
水野真紀 夫の不倫と子供のお受験
週刊誌に「女子大生とエッチした」と書かれた佐田玄一郎議員
政界失楽園 中川郁子政務官路上キス事件
田中美絵子衆議院議員が官僚と不倫 官僚は更迭
鴻池内閣官房副長官が女性問題で辞任
国会サボってデート 上西小百合衆院議員
参議院出馬の谷亮子 父親に逮捕歴あり