15件強姦の原田義人被告に無期懲役求刑
三重県の鈴鹿市と四日市市で無施錠の女性宅などに侵入し、性的暴行を加えるなどして、強姦致傷や住居侵入などの罪に問われた住所不定、無職原田義人被告(46)の裁判員裁判で、検察側は無期懲役を求刑したと報じられています
原田義人被告は本田技研鈴鹿製作所に勤務する会社員でしたが、2010年頃から鈴鹿市や四日市市で侵入盗狙いで住宅を物色するようになり、無施錠で一人暮らしの女性宅を見つけては侵入し、強姦する手口を繰り返すようになったとし、被害者は15人にも及んでいます(被害届を出さなかった被害者もいるわけで、その犯行件数はもっと多いのかもしれません)
検察は「原田被告は以前から女性を乱暴するアダルトビデオに興味があったことから、刃物を事前に用意して侵入し、暴行に至った」と冒頭陳述で指摘しています
なお、原田被告は既婚者であり、3人のこどもがいたのだとか
三重県の鈴鹿市や四日市市内で一人暮らしの女性などを狙って15件の性的暴行を重ねたとして、強姦致傷や住居侵入などの罪に問われた住所不定、元ホンダ社員原田義人被告(46)の裁判員裁判論告求刑公判が6日、津地裁(田中伸一裁判長)であり、検察側は「最も悪質な部類に属し、再犯可能性は高く、防止の具体策もない」として無期懲役を求刑した。
検察側は論告で、事前に刃物や拘束用のベルトなどを準備し、入念な下見をして臨むなど計画的な犯行であり、ほとんどが自宅に侵入して寝込みを襲い、刃物を突きつけて脅迫した危険な態様だとして「犯行全体を見ても個々の犯行態様を見ても、他に類を見ないほど悪質な犯行」と指摘。
被害者に与えた精神的苦痛や生活への影響などは多大で、また約7年半の長期間に多数の被害を重ねたことからも「執拗(しつよう)かつ卑劣。今後同様の犯行に及ばない保証はどこにもない」と再犯の可能性を強調した。
弁護側は最終弁論で、「犯行15件のうち2件は未遂で、強姦致傷3件についてもけがはいずれも全治約1週間程度と比較的軽い」と主張。罪を認め反省し、実名報道により離婚して職を失うなど一定の社会的制裁を受けたとして「懲役12年程度が妥当」とした。
公判冒頭では、被害者3人による意見陳述が検察官によって代読された。原田被告はどこかうつろな表情を浮かべ、ただ一点を見つめながら耳を傾け、最終意見陳述では「残りの人生で罪を償えないが、できることは刑務所に入ることだけ。反省して人生を過ごしたい」と述べた。
論告などによると、原田被告は平成22年1月―29年6月まで約7年半の間、鈴鹿市や四日市市内の一人暮らしの女性方に侵入するなど、当時17―42歳の女性15人に刃物を突きつけて脅迫。性的暴行を加えたとして強姦致傷3件、強姦10件、強姦未遂2件の罪に問われている。
(伊勢新聞の記事から引用)
弁護人は原田被告が「実名報道によって離婚し、職を失った」などと、まるで被害者であるかのように申し立てていますが、社会的な制裁と原田被告個人の責任はまた別の話ですし、15人の被害者に対し慰謝料や損害賠償支払いを済ませているわけでもありません
また、弁護人の主張する「全治約1週間程度のけが」なので大した罪ではない、との言い分には唖然とさせられます
転んでひざを擦りむいた怪我と、レイプされた心理的・精神的苦痛の違いの区別もできない愚かな発言であり、被告人の利益にはなりません。むしろ、被告人があたかも被害者を蔑視しているかのような心証を与えるだけです
加えて上記の記事では触れていませんが、原田被告には侵入盗の犯行が多々あり、そちらも弁解は通用しません
「これで懲役12年が妥当」と言い張る弁護人の感覚こそ異常でしょう。もし被告人に対しても、「この程度の事件なら懲役12年くらいで済むよ」などと吹き込んでいたとすれば、弁護士としての「読み」が疑われます
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