和歌山スプレー事件 懲役2年6月求刑

和歌山県田辺市で下校途中の女子小学生に催涙スプレーを噴射し、わいせつ行為をしようとして逮捕された、田辺市の元臨時職員宮下裕介に対する裁判で、検察側は懲役2年6月を求刑したと報じられています
宮下裕介被告については、他の女子児童に対する監禁容疑で再逮捕されたほか、児童ポルノを所持していた容疑でも追起訴されていますが、起訴されたのが今年の2月です
初公判のニュースが流れたのが3月ですから、求刑公判まで随分と時間がかかっています。裁判の経緯がよくわかりません。途中、精神鑑定でも行われたのでしょうか?
宮下被告と取調べ段階で、わいせつ行為目的で女児に催涙スプレーを吹き付けたと自供しているのですが、公判では弁護人が「わいせつ行為目的ではなかった」と主張し、争ってきました。もちろん弁護人が勝手にわいせつ目的ではなかったと唱えているはずもなく、被告人と打ち合わせをした結果です。有利な判決を得ようとする狙いはあるのでしょうが、裁判官や裁判員の同情を得られるはずもなく、むしろ「自身のどす黒い欲望から目を逸らせており、反省していない」と見られるのでは?


去年12月、田辺市の路上で下校中の女子児童に催涙スプレーを噴きつけ大けがをさせたとして傷害などの罪に問われた田辺市の元臨時職員の男に対し検察側は、今日、懲役2年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、田辺市の元臨時職員で田辺市新屋敷町の無職、宮下裕介被告21歳は、去年12月、田辺市上芳養の県道で下校中の女子児童の顔に催涙スプレーを噴きつけて大けがをさせたほか、自宅のパソコンに幼い子どもの裸などが映った動画データを所持していたとして、傷害と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われています。
今日、和歌山地方裁判所田辺支部で論告求刑公判が開かれ、検察側は「犯行は一方的なもので非常に危険で悪質」などとして懲役2年6か月を求刑しました。判決は今月29日に言い渡されます。
(和歌山テレビのニュースから引用)


こどもを狙う悪逆な犯行であり、その態様を考慮すれば執行猶予を付けるのを躊躇するはずです(執行猶予期間内に再び女児を狙った犯行に及ぶ危険があるため)
この事件はもっと注目されてよいはずですが、和歌山県の僻地(語弊はあるものの)で起きただけに情報量が少なすぎて、もどかしいところです
29日の判決に注目しましょう

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