安田純平を英雄扱いするテレビ朝日
シリアで武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平が、カタール政府の仲介により解放された、と報じられています
中でもテレビ朝日解説委員の玉川徹は、「紛争地帯に飛び込むジャーナリストの役割を大いに持ち上げ、自己責任論を強く否定するとともに、「英雄として迎えないでどうする」と異様なほど肩入れしたとJ-CASTニュースが記事にしています
テレビ朝日が安田純平を英雄扱いするのは勝手ですが、違和感ありありです
安田さん解放に「英雄として迎えないでどうする」 テレ朝・玉川徹氏、「自己責任論」を批判
安田さんをはじめ、紛争地帯で取材するジャーナリストに関する新情報が報道されるたびに、自ら現地に入っていったのだから「自己責任」だとする声がインターネット上では噴出する。だが、こうした風潮に、政治や社会問題などを30年取材している玉川徹氏は「モーニングショー」で、「自己責任論というのを僕は否定しておきたい。釘を刺しておきたい」と反論。
「そもそも、ジャーナリストは何のためにいるんだ。民主主義を守るためにいるんですよ」として力説した。
「民主主義といっても国や企業で権力を持っている人たちは、自分達の都合のいいようにやって隠したいんですよ。隠されているものを暴かない限り、私たち国民は正確なジャッジができないんです。それには情報がいるんですよ。その情報をとってくる人たちが絶対に必要で、ジャーナリストはそれをやっているんです。フリーのジャーナリストは命を懸けてやっているんです。一番危ないところに行かれているんですよ、安田さんは。そういう人を守らないでどうするんだ」
さらに、「たとえて言えば、兵士は国を守るために命を懸けます。その兵士が外国で拘束され、捕虜になった場合、解放されて国に戻ってきた時は『英雄』として扱われますよね。同じことです」と、「兵士」を引き合いに出し、安田さんが解放されて帰国するとなった場合について、
「民主主義が大事だと思っている国民であれば、民主主義を守るために色んなものを暴こうとしている人たちを『英雄』として迎えないでどうするんですか」と主張した。
その上で改めて「何ですか自己責任論って。国に迷惑かけたって何ですか。その人たちは民主主義がいらないんですか。僕は敬意をもって迎えるべきだと思います」と、「自己責任」と突き放す風潮を批判した。
(以下、略)
民主主義を持ち出せば、誰もが反論できなくなると思い込んだ詭弁でしょう
そもそもフリージャーナリストは商売のために取材に赴くのであって、民主主義のためではありません
兵士は捕虜扱いをされず殺害される危険もある一方、ジャーナリストは自らの立場を盾にして政治取引や身代金取引を武装勢力に持ち掛け、生き延びる手が使えます
ですから、ジャーナリストを兵士の立場になぞらえるのは不適当です
彼らフリージャーナリストを見下すつもりはありませんが、安田純平の場合、わざと人質になって日本政府を交渉の矢面に立たせる狙いがあって、シリアへ赴いているように映ります。その結果、身代金を支払うのは政府であり、国民の税金が使われます
日本国民は安田純平に、「民主主義のためシリアへ行って取材してきてくれ」と頼んだりはしていません
なので、なぜ安田純平の仲間たちが彼を英雄扱いしろ、と高説を垂れるのか理解できないのであり、敬意を払う気にもならないと書いておきます
日本に帰国したなら、安田純平のパスポートを没収し、二度と海外へ出国できなよう措置してほしいと思います
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