野田聖子迷走 総裁選立候補ならず?

自民党総裁選挙に立候補すると公言してきた野田聖子総務大臣ですが、推薦人として必要な国会議員20名の確保ができず、絶望的な状況です
しかし、新聞報道では「立候補断念」との記事と、本人の談話の「まだ諦めない」との記事が錯綜しており、すんなりと立候補断念宣言できない事情が垣間見えます
前回の自民党総裁選挙でも推薦人を確保できず、立候補できなかったのですから、今回と併せて2度の不戦敗ではいかにもイメージが悪すぎると懸念しているのでしょう
本当に首相候補と目されるだけの政治力があるのか、疑問視されるのも当然です
産経新聞連載の「花田紀凱の週刊誌ウオッチング」では、野田聖子の夫で元暴力団員である野田文信こそ、彼女の最大の弱点だと指摘しています


朝日の“イチャモン”報道を受けて、今週は「週刊文春」「週刊新潮」(ともに8月2日号)が、野田聖子総務相問題をトップに。
「野田聖子総務相を操る元暴力団員の夫」(『文春』)「『女性総理』の夢を壊した『野田聖子総務相』の『元反社夫』」(『新潮』)
19日朝日の「野田総務相側、金融庁に説明要求」という記事は、ま、先週書いたように「トバッチリ」に近い。
が、『文春』『新潮』が深掘りすると、GACKTを友人にもつ元夫が、〈野田氏の政治的影響力を利用して〉(『文春』)仮想通貨、通信ベンチャーなどをめぐり、かなり怪しげな行動を。
むろん、『文春』で、夫は否定しているが。
『文春』がこの夫が過去に暴力団員であり、2度逮捕、有罪判決を受けていたことをスクープしたのは昨年9月。
野田聖子大臣が、もし、総理を目指すというのなら、夫の身辺整理をもっときちんとやっておくべきだった。
いくら過去は問われないと言っても総理大臣の夫が元暴力団員で、今も怪しげな人物とつき合っているというのはやはりまずかろう。


朝日のイチャモン報道とは、先の仮想通貨取引を巡り、野田事務所が金融当局の官僚を呼びつけ説明を求めた件です
野田聖子は金融当局に政治圧力をかけたものではなく、問題はないと開き直っていましたが、世間はそう受け止めてはいません
仮想通貨取引で儲けようと企図した野田文信が、いつまでも仮想通貨取引業者として登録されないことに業を煮やし、金融当局の担当者を議員事務所に呼びつけたものと見られます。野田聖子がその事実を知ったのは後になってからなのでしょう
つまり妻の知らないところで、夫が勝手に国会議員、大臣の立場を使って私利私欲を追及しているのであり、事態は深刻です
それを「問題はない」と言い切ってしまう野田聖子は政治家失格でしょう
推薦人になろうという人が集まらないのも道理です
いかに本人が総理・総裁に意欲を示そうと、支持してくれる者がいないのではどうしようもありません

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