延岡学園バスケットボール部 留学生を自主退学、帰国

宮崎県にある延岡学園のバスケットボール部の留学生が、試合中に審判を殴って怪我を負わせた事件の続報です
延岡学園は指導者である監督を解任し、傷害事件を起こした留学生は自主退学扱いで帰国させると発表しています
留学生は延岡学園で週3回、日本語の勉強はしていたようですが会話は十分にできなかったようであり、留学生を迎え入れるだけの教育環境を整えていなかった延岡学園の責任は重大です。教育機関と呼ぶに値しないお粗末な実態で、部活動のための外国人助っ人という扱いでしかなかったと言えます


長崎県大村市であった全九州高校体育大会バスケットボール男子準決勝で延岡学園高校(宮崎)の留学生選手が審判を殴ってけがをさせた問題で、同校は23日、8月に愛知県である全国高校総体(インターハイ)への出場を辞退すると発表した。3カ月間は対外試合を自粛する。
選手は自主退学し、月内にも母国のアフリカ・コンゴ民主共和国に帰国する。指導責任として監督(50)は解任し、保健体育科教諭としても無期限の停職処分にする。
同校の理事長と校長、教頭は3カ月の減給処分(減給率は未定)とする。
後任監督は当面決めず、アシスタントコーチらが顧問として指導を続ける。同校の男子と女子のバスケットボール部には他にコンゴ民主共和国などから来日した留学生計3人がおり、再発防止のためフランス語を話せる非常勤講師を雇用し精神面のケアなどを図る。
(毎日新聞の記事から引用)


朝日新聞の報道では、留学生への誹謗中傷が電話やメールで多数寄せられた、との面を強調し、人権問題扱いをしています。そのような外国人差別こそ問題だと言いたいのでしょうが、留学生を受け入れておきながら十分な教育環境を用意してこなかった延岡学園の責任の方がはるかに重大なのでは?
今になってフランス語を話せる非常勤講師を雇う…との対応にも呆れます
留学生はまったく理解できない日本語による授業を、週に何十時間もただ教室の席にいて聞き流していたのを、なぜこれまで延岡学園は問題視しなかったのか、とそうした学校の対応こそ人種差別でしょう
バスケットボールの試合で活躍すればそれでいい、としか考えていなかったのは明白です

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