島根県女性誘拐事件 9か月監禁で72歳逮捕
島根県で昨年7月、知的障害のある19歳の女性が行方不明となり、その女性を誘拐・監禁した疑いで佐々木薫容疑者(72)が逮捕されています
報道に対する反応として、「孫のような感覚で自宅アパートで生活させていたのでは」と憶測する声もありますが、そんなほのぼのとした動機ではなく、性的暴行を加える狙いだったと自分は感じます
佐々木容疑者は誘拐を否定していると伝えられていますが
昨年7月から島根県浜田市の当時19歳の無職女性(20)が行方不明になっており、県警は4日、女性を同市内で発見し、同市原町の無職、佐々本薫容疑者(72)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、発表した。「誘拐したつもりはない」と容疑を否認しているという。
県警によると、佐々本容疑者は昨年7月中旬ごろ、浜田市内で女性が未成年であることを知りながら誘拐し、自宅に寝泊まりさせていた疑いがある。
今年5月3日午後6時15分ごろ、容疑者宅近くの住民から「近くで女性の泣き声が聞こえる」との通報があり、交番から署員が駆けつけ、佐々本容疑者と一緒にいる女性を発見した。佐々本容疑者を任意同行し、4日早朝、逮捕した。以前に2人に面識はなかったという。
女性は昨年7月22日夜、自宅近くの寺であった神楽の演舞を見に訪れたのを家族が見つけ、午後11時半ごろ家族と別れてから行方が分からなくなっていた。
(朝日新聞の記事から引用)
過去にも近所の住人から「女性の泣く声がする」との通報があり、2度警察が佐々木容疑者宅を訪問しているものの、被害者女性を発見できなかった、と別の記事に書かれています
ただちに警察の失態だと決めつけるわけにはいかないものの、交番に警察官の対応には疑問が残ります。事件性がないと判断したのでしょうか?
被害者女性が行く不明になり、捜索願が出されていました。事件や事故に巻き込まれた可能性を前提に、警察がどこまで捜索したのでしょうか?
島根県では女子大生が誘拐され、殺害される事件があったわけで、警察の対応がその教訓を生かしたものだとは思えません。島根県警は、「しかるべき捜索はしてきた」と強弁していそうですが
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