日本人狙いぼったくり　韓国のチキン店: 夾竹桃日記

2018年05月19日

日本人狙いぼったくり　韓国のチキン店

日本人客を狙ったぼったくりが珍しくない韓国で、女性客２人が飲食代の１０倍の金額を支払わされる事態があった、とレコードチャイナの記事が伝えています

ソウル市内のキチンを提供する店で飲食した日本人女性客は、２４００円相当の代金なのに、クレジットカード決済で実に２万３７００円もの金額を引き落とされたのだとか

あまりに悪質な行為であり、しかもその後の対処方法もグダグダというおまけ付きです

フランチャイズのチキン販売店を統括する運営会社は、手数料を差し引いた金額を返金すると表明。この対応に批判が殺到するや、全額返金に渋々応じたようです

ある韓国のネットユーザーは15日、自身のブログに「日本人の友達がAチキン店で10倍の金額をぼったくられた」とする内容を掲載した。同ブログによると、友人の日本人女性2人が先週末に旅行でソウルを訪れ、弘大（ホンデ）前のチキン店で食事をした。女性らが日本に戻ってカードの請求書を確認すると、同店で2万3713円が請求されていた。

女性らはこれに驚き、同ネットユーザーに助けを求めてきたという。

その後、同ネットユーザーは同店に電話をかけて、「女性2人が昼間に23万ウォン（約2万4000円）分のチキンを食べることが可能なのか」と謝罪を要求。これに対し同店は、「間違って決済されたもの。返金する」と明らかにしたそうだ。

さらに同ネットユーザーは「チキンの価格は2万3000ウォン（約2400円）だが、20万ウォン（約2万円）を入金すると言うので『チキン代を除いた21万5000ウォン（約2万2000円）を入金しなければならないのではないかと』と尋ねると、（店側は）『為替レートの変化と手数料のため』と答えた」と明らかにし、「それ（手数料など）をなぜこちらが負担せねばならないのか理解できない。店側が謝罪、もしくは少しでも申し訳ないという態度を見せていればこのように問題視しなかった」とつづったという。

これを受け、同チキン店のフランチャイズ本社関係者は16日、同ネットユーザーのブログに謝罪のコメントを残し、当時の状況を説明した。関係者は「加盟店主と話した結果、全額返金処理が完了した」とし、「その店（問題を起こした店）は外国人客が50％以上であり、各国の言語のメニューが完備され、金額も記載されている。外国人観光客をだましたりしない」と釈明したとのこと。

（レコードチャイナの記事から引用）

韓国では中国人観光客、日本人観光客相手にぼったりが当たり前に行われており、タクシーを利用すればわざと遠回りをしたり、正規料金以上の額を請求するのも珍しくありません

「一回きりの相手だから何をしても構わない」との思いがあるのでしょう

今回の飲食代１０倍のぼったりくなど、氷山の一角といえます

さて、韓国では海外旅行に出かける人の数が来韓する観光客を上回っており、旅行収支は赤字です。そのため外国人観光客を呼び込むにはどうするべきか、といった記事が韓国の新聞には頻繁に登場します

しかし、外国人客を狙いぼったくるような商習慣が定着している実態を無視し、外国からの韓国客誘致を議論するなど噴飯ものです

韓国経済、旅行収支の赤字が「過去最大」

韓国銀行（韓銀）が６日に発表した２０１８年１月の国際収支暫定値によると、１月の旅行収支は２１億６００万ドルの赤字だった。１月に韓国を訪問した外国人は少ない半面、海外に出た韓国人は大きく増えたためと分析される。

１月の韓国の海外出国者数は２８６万７０００人と、前年同月比２２．４％増えた。韓銀関係者は「最近、出国者数の２けた増加率が続いている」とし「国民の所得が増え、海外旅行が一般的になっているうえ、格安航空会社が登場し、オンラインでのホテル予約も容易になるなど海外に行きやすくなっている」と説明した。

一方、１月に韓国に入国した外国人数は９５万６０００人にすぎなかった。前年同月比２１．７％も減少した。中国人観光客数がそれほど回復していないからだ。

韓銀関係者は「昨年１１月末ごろは中国人観光客がしだいに増えていくと予想されたが、翌月の１２月にまた中国当局が韓国観光を禁止し、その後また認めるなど、韓国観光を全面的に認める兆しが見られなかった」とし「このため中国内部で韓国観光の広報を減らし、中国人観光客数が低調だった」と伝えた。

韓国の月間旅行収支赤字２１億６０００万ドルは過去最大で、これまでの過去最大だった昨年７月の赤字額（１７億９０００万ドル）を６カ月ぶりに更新した。