伊調選手パワハラ被害認定も開き直る谷岡学長

女子レスリングの伊調馨選手へのパワーハラスメントを認定され、日本レスリング協会強化本部長を務めていた栄和人は辞任を表明しました
しかし、記者会見で栄和人のパワーハラスメントを全面否定した至学館大学の谷岡郁子学長は、自身の責任を認めず開き直っています。日本レスリング協会副会長の座にも留まり続ける意向なのでしょう
そもそも栄和人の辞任だけで済む話ではありません。栄和人をレスリング部監督に据え、パワーハラスメントとセクシャルハラスメントの場を与えてきた至学館大学こそ、その責任を負う必要があります


対立の構図は変わっていない。レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)へのパワーハラスメントが認定され、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏は9日、弁護士を通じて謝罪文を発表し「不徳のいたすところと深く反省し、責任を痛感している」などと心境を記した。一方で、栄氏がレスリング部監督を務める至学館大は同日、留任を発表した。
パワハラに関する告発状が内閣府に出され、協会が設置した第三者機関の聞き取り調査で4件がパワハラと認定された。しかし、練習場に出入りできないように圧力をかけたと指摘されたことなどは認定されなかった。伊調は「まだ内閣府の調査が続いておりますので、最終的にはその調査結果を待ちたいと思います」とファイティングポーズを解いていない。
至学館大の谷岡郁子学長は「現役の選手たち全員が今後も栄監督の指導を受けることを望んでいる。選手たちの思いを尊重し、指導を託す」とのコメントを発表。栄氏を断固擁護する姿勢を示した形だ。伊調については「練習再開の表明をされたことは喜ばしく、今後の活動に期待します」としたが、3月の会見で「そもそも彼女は選手なんですか」「五輪を目指すはずがない人」と言い放った対立ムードは、一向に拭えない。
(サンケイスポーツの記事から引用)


先日は谷岡郁子学長が、取材のため押しかけて来たフジテレビのディレクターに肩を掴まれた、として被害届を出す一幕もありました
これに対し、フジテレビ側はディレクターが谷岡学長の体には触れていない、と反論して取材時の映像を公開しています
肩を掴んだ人間がいたとすれば、それは至学館大学側の警備スタッフではないか、という気もします
谷岡学長は被害者になりすまし、世間の同情を買うつもりでしょうが、パワーハラスメントを全面否定して知らぬ存ぜぬという態度は教育者にあるまじき行為であり、学生を守る立場にありながらそれを放棄したも同然です
日本レスリング協会も、至学館大学も自浄能力がないのは明らかでしょう
谷岡郁子と栄和人を女子レスリングの現場から切り離さない限り、問題は解決しません

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