大阪民泊女性殺害を考える バシリエビチ容疑者は黙秘

訪日外国人が安く宿泊して旅行できるように、と便宜を図る目的で導入された民泊制度ですが、違法な民泊施設の増加によって公的制度として成立しているのか、怪しい限りです
不法滞在や犯罪の温床になるのではないか、との懸念が的中するかのように大阪の民泊用マンションで殺人事件が起き、アメリカ国籍のバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ(26)が逮捕されています
兵庫県在住の女性を呼び出し、民泊マンションで殺害した上で遺体を切断し、遺棄したと見られる事件を考えます


兵庫県三田市の女性会社員(27)が所在不明となり、切断された遺体が大阪と京都両府内で見つかった事件で、兵庫県警三田署捜査本部は28日、死体損壊と死体遺棄の疑いで、米国籍のバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者(26)=監禁容疑で逮捕=を再逮捕した。調べに対し「黙秘を希望します」と供述している。また、遺体の身元を女性会社員と特定した。
再逮捕容疑は今月16日未明〜18日午前、大阪市東成区の民泊用マンションで女性の遺体を切断するなどし、22日までの間、遺体の頭部を大阪市西成区の宿泊施設に遺棄したとしている。
これまでの調べでは、女性は15日に三田市の勤務先を退社し、SNS(会員制交流サイト)で知り合った同容疑者に会うため、電車でJR森ノ宮駅に向かった。近くの防犯カメラの映像などから、2人は翌16日未明に駅の東約400メートルの東成区のマンションに入室したことが確認されたが、女性の足取りはその後、途絶えていた。
捜査関係者によると、同容疑者は18日に東成区のマンションを一人で出て西成区の宿泊施設に移動。22日には奈良市の民泊に泊まる予定だったが、直前に捜査員に身柄を確保され、女性を東成区のマンションに閉じ込めた監禁容疑で逮捕された。
同容疑者はこの時点でも西成区の施設を借り続けており、捜査員が24日に訪れたところ、部屋からスーツケースに入った遺体の頭部が見つかった。
さらに県警は同容疑者の供述に基づき、翌25日に大阪府島本町の山中で衣服を身につけていない胴体と両腕を、京都市山科区の竹林で両足をそれぞれ発見。両腕には土がかかっていたが、胴体と両足はそのまま置かれていた。
(産経新聞の記事から引用)


遺体を切断して遺棄したのは証拠隠滅を図り、捜査の手が自分に及ぶ前に出国するつもりではなかったか、と推測します
が、バシリエビチ容疑者が考えていたより警察の対応が早く、身柄を拘束されてしまったのではないでしょうか
当初の報道では遺体の一部を遺棄したと認める供述をしたものの、上記の記事にあるように黙秘に転じた模様です
逮捕されても素直に犯行を認めることはなく、とことん否認し争う気のようです
バシリエビチ容疑者がどのような人物なのか、追加の報道で明らかになるのを待って言及するつもりです
宿泊していた民泊には複数の女性の出入りが確認されているため、被害女性以外とも親しくしていたものと考えられます(いわゆるセックスフレンドでしょう)
亡くなった被害者を貶める意図はありませんが、どこの馬の骨だか分からない外国人男性と付き合ったりするとこのような結果になるわけであり、警戒心が足りなかったのではないか、と思います
英語が堪能で、外国人男性と付き合いたい願望があったにせよ、最低限の警戒心をもって接するべきであり、相手の宿泊先へホイホイと出向くのは危険すぎます
過去に類似した事件としては、平成19年にリンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害した後、逃走を続けた末に逮捕された市橋達也の事件があります。リンゼイさんを襲って殺害し、遺体を遺棄していたもので、無期懲役が言い渡されました
バシリエビチ容疑者の刑罰を云々するのは早すぎますが、参考にしてください
追記:2019年1月、神戸地裁はバシリエビチ被告に懲役8年(求刑は懲役13年)を言い渡しています
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