福岡母子3人殺害事件を考える こども殺害容疑で再逮捕
昨年6月、福岡県で警察官の夫が妻と2人の子どもを殺害した疑いで逮捕される事件があったのですが、事件解明の続報もないため当ブログとしても取り上げないままになっていました
妻への殺人容疑で中田充元巡査部長は起訴されたものの、犯行については供述を拒み続けており、捜査の進捗は芳しくないのでしょう
犯行現場となった中田充宅には第三者が侵入した形跡もないため、中田容疑者しか犯人はいないのでしょうが、夫婦の間で何があったのかは謎のままです
福岡県警は今になって2人の子どもを殺害した容疑で再逮捕に踏み切ると報じられいるのですが、これまで何をしていたのかと思ってしまいます(もちろん、2人の子ども殺害容疑についても取り調べは並行して進められていたはずであり、再逮捕は時間稼ぎ目的と推測されます)
黙秘するのは被疑者、被告人の権利ではあるとしても、福岡県警は面子があるため、犯行に関しての供述調書が1枚も取れないまま送検して捜査終了、にはできないのだろうと…
福岡県小郡(おごおり)市の住宅で昨年6月、母子3人が殺害された事件で、妻(当時38歳)に対する殺人罪で起訴された元県警巡査部長の中田充(みつる)被告(39)(懲戒免職)が、子供2人も殺害した疑いが強まったとして、県警は21日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。
中田被告は、3人の死亡について「知らない」などと一貫して否認しているという。
捜査関係者によると、中田被告は昨年6月6日未明、同市小板井の自宅で、市立小郡小4年の長男涼介君(当時9歳)、1年の長女実優(みゆ)さん(同6歳)の首をひものようなもので絞めて殺害した疑いが持たれている。県警は同月8日、妻の由紀子さんに対する殺人容疑で中田被告を逮捕した。
中田被告は逮捕前、「6日午前6時45分頃に家を出た際には3人とも寝ていた」と説明していたが、司法解剖では、子供2人の死亡推定時刻を同日午前0~5時と特定。県警は、この時間帯に外部から第三者が侵入した形跡がないことや、由紀子さんに子供を殺害する動機がないことなど状況証拠を積み重ねて、中田被告が子供2人も殺害した疑いが強いと判断した。
(読売新聞の記事から引用)
ブログで取り上げるため過去の報道も検索してみましたが、事件解明に結び付くような手がかりを得た、との記事はありませんでした
記事にもあるように中田容疑者以外の第三者の犯行はあり得ない、と状況証拠を積み重ねれば公判で有罪に持ち込むのは可能でしょう
しかし、それでは事件を解明したとは言えません
中田容疑者が黙して語らない何らかの事情、理由、原因に目星をつけることが福岡県警にできるのでしょうか?
無理でしょう
何かと不祥事続きの福岡県警であり、捜査能力にも疑問があります
再逮捕と勾留延長を繰り返し、自供に追い込むという力業しかないように映ります
(関連記事)
福岡母子3人殺害事件を考える 死刑判決
福岡母子3人殺害事件を考える 冤罪を主張も言い分は?
福岡母子3人殺害事件を考える 初公判で無罪主張
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201911article_5.html
福岡母子3人殺害事件を考える 中田容疑者黙秘
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201911article_5.html
福岡母子3人殺害事件を考える 中田容疑者黙秘
福岡母子3人殺害事件を考える 夫の警察官を逮捕
妻殺害の元警察官 懲役14年の実刑判決
19歳警察官が上司を射殺 書類の書き直しが不満
19歳警察官が上司を射殺 不適格者を採用するなと社説
19歳警察官が上司を射殺 パワハラか?
警察官が支援担当の少女にわいせつ 実刑判決
女児誘拐未遂の警察官起訴 「仕事のストレス」と弁解
わいせつ目的誘拐の警察官に執行猶予判決
愛知県警巡査部長を強姦未遂で逮捕 余罪も
大阪府警の少女準強姦事件 懲戒免職処分に
警察官が留置場内でセックスし有罪判決
福島県警パワハラで警察官2人が自殺
滋賀県警 セクハラ行為で大量処分
滋賀県警 懇親会で女性にプロレス技
広島県警 署内金庫から8千万円盗まれる失態
広島県警8500万盗難事件 返還請求訴訟で警察の責任なし
容疑者射殺の警察官に無罪判決 当然の判断
石灯籠で襲ってきた中国人を撃った警官に無罪判決
富山県警現職警部補を放火殺人で逮捕
富山県警警部補の殺人事件 別の窃盗事件も発覚
日立市母子6人殺害を考える 小松博文容疑者とは
日立市母子6人殺害を考える 犯行の背景は離婚話?
日立母子6人殺害を考える 初公判目前
日立母子6人殺害を考える 初公判で無罪主張
千葉妻殺し裁判 警官の夫は殺意否認