安倍政権下で年金の運用益46兆円プラス
デフレからの脱却を目指すアベノミクスがどれだけ成果を挙げているのか、なかなか実感できないところがあります。経済成長率も微増程度であり…
ただし、東京証券取引所の株価だけは上伸しており、株高がさらなる投資を呼び込む循環になっています。その影響もあり、安倍政権下で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用益が46兆円のプラスだと報じられています
アベノミクスで年金の運用益が46兆円プラスに。損したときはマスコミが大騒ぎするのに
(前略)
和田政宗「年金が何億円損したとか一時期、切り取られて野党側にやられましたけども、安倍政権で46兆円増えてるんですよね!はい(嬉しそうな笑い)」
世耕大臣「この間、GPIFの幹部と話していたら、損をしたと発表するときの記者会見にはカメラが20台ぐらい来るそうですが運用益が増えた時の会見には1台しか来ないと言っていましたね」
和田政宗「ははははは(笑)」
GPIFの公式HPにおいてこれまでの運用成績をグラフで見ると、累積利益の増え方は実に好調に右肩上がりで推移しているのが分かる。
途中、損失を出している四半期もあるが、年金運用において大事なのは長期的な視点に立った評価。マスコミと野党は運用の本質を忘れて損したときのみ大騒ぎするが、いざ儲けたときは沈黙する。
一体誰のために仕事をしているのか。国民のために政治や報道をしているのではなかったのか。
あのとき「年金損失5兆円、追及チーム」として動いていたメンバーには「年金運用益46兆円、絶賛チーム」として動いてもらいたい。日本国民にとって大変喜ばしいことなのにマスコミは全然報じない。
GPIFによる年金資金の運営は安倍政権の前から開始されており、運用益はトータルで62兆9千億円なのだそうです。収益率はプラスの3.2%であり、マイナス金利となった現状で十分に健闘していると言えます
上記の記事にある「年金損失5兆円」追及チームとは民進党が2016年4月に立ち上げ、公的年金資金を株価買い支えのために用い、多額の損失を生み出したと批判を展開していました。が、その後どうなったのかは不明です(何にせよ、民進党のやることは中途半端ですから)
これだけをもってアベノミクスが成功していると決めつけるのは困難であるものの、成果の1つに数え上げてもよいのでしょう
ちなみに隣国の韓国も年金資金を株式に投資していますが、収益率は毎年大きくブレるのが常です。韓国の場合、年金制度の確立が遅かったためもあり、年金加入率が極めて低いという問題があり、そちらの方が深刻です。高齢者の6割が無年金で、日本のような3号被保険者(サラリーマンの妻が独自の年金を受給できる制度)はありません
妻個人が掛け金を負担して年金に加入しない限り、年金受給できないため、夫の受け取る年金だけが唯一の収入になってしまいます。が、それが6万円程度ではとても暮らしてはいけないのが実態です
韓国で60歳代、70歳代で売春をする女性が少なくない、と社会問題化しているのもこうした事情があります
(関連記事)
年金事務丸投げ会社倒産 社長は雲隠れ
個人情報流出 年金機構の釈明がウソだらけ
年金機構にウィルス 個人情報流出
ミスター年金 長妻厚生労働大臣
「反貧困ブーム」の終焉
「ウォール街デモ日本上陸!」もその後は行方不明
格差社会に反対するデモ 参加者500人
「アベノミクスよりクネノミクスが上」だと誇示する韓国メディア
韓国 クネノミクスはどうなったのか?
「アベノミクスがうらやましい」と書く韓国メディア
ワタミ、ゼンショーの給与下落はアベノミクス失敗のせい?