老いゆく「よど号ハイジャック犯」 Webサイト立ち上げ
サービス業に従事しているため、年末年始は基本的に仕事です。年明けに週休が2日あって、その後はまた仕事…というパターンであり、正月らしさは微塵もありません
世間では天皇即位に絡み、来年は10連休などと噂されていますが、自分は無関係です。いまさら恨み言を口にする気はないものの、変形労働に従事する者に対する配慮くらいあってもよいのではないか、と思います
余談はここまでにして、北朝鮮で逃亡生活を送る「よど号ハイジャック犯」が今日の主役です。産経新聞が「よど号」グループによるウェッブサイト立ち上げを記事にしていますので、その一部を紹介します
すでに日本への政治的な影響力も失い、「帰りたいけど帰れない」状況にある彼らがいまさら何を伝えようとしているのでしょうか?
平均年齢68歳「よど号グループ」ウェブサイト立ち上げ 「日本愛国」書き込む北朝鮮のお荷物?
共産主義者同盟(共産同)赤軍派メンバーが日航機をハイジャックし、北朝鮮に渡った「よど号乗っ取り事件」(昭和45年)の実行犯で、現在も北朝鮮で暮らす「よど号グループ」のメンバーら=国際手配中=が11月末、ウェブサイトを立ち上げた。
サイトでは、メンバーによる国際情勢や日本政治に関する評論などを掲載。しかし内容は「よど号事件に大義はなかった」と認めたり、皇室への敬意や民族愛を語ったりと、一般的にイメージされる「極左兵士」の姿からはほど遠い。また、NHK放送を見られるなど意外な“良い暮らしぶり”も紹介されている。彼らがサイトを開設した真意とは…。
(中略)
動機はもどかしさ
よど号グループをめぐっては平成26年、支援者の協力で「何でもアリ!? よど号のyobo-yodo」と題したツイッターアカウントを開設、利用者らとの交流を始めた。
また同年には、編集者の椎野礼仁さん(68)が、メンバーが暮らす平壌市内のアパート「日本人村」の様子を写真などで公開。巨大アンテナでNHKの衛星放送を受信し、大河ドラマやサッカー中継などを楽しむ暮らしぶりが伝えられ、話題となった。
ツイッターやサイトの運営を支援するライター、塩田ユキさん(42)によると、メンバーは北朝鮮当局から政治亡命者として処遇され、インターネットは使えないが、電話や電子メールは許可されており、ツイッターやサイトに掲載する文章はメールなどでやり取りしているという。
塩田さんは「サイト開設はメンバー側の発案。ツイッターでは文字数が制限され、伝えたいことが伝わらなかったり、勘違いされたりするもどかしさがあったようだ」と話す。
自嘲する姿も…
実際、リーダーの小西隆裕容疑者もサイトのトップページで「もうほとんど生きた化石と化しつつある私たちが、日本と関係最悪の国家である北朝鮮から『なぜ今、サイトを開設するのか』と問われると思うが、SNS(会員制交流サイト)時代にペーパーを通じての交流や発信は時代おくれそのものだ」などと説明。その上で「帰国実現に向け、私たちの見解や生き様などを丸ごと知ってもらい、議論の輪を広げたい」などと主張している。
その一方で、小西容疑者は「ツイッターへの返信はいわゆる『ヘイト』の山と連続で、いささか閉口したときもあったが、しかし考えてみれば、彼らがそう言うのももっともだ」などと、ある意味で“客観的”な自己批判を述べているほか、魚本公博(きみひろ)容疑者が皇室への敬意を記したり、赤木志郎容疑者が「かつては忌避していた愛国思想に目覚めた」と記載したりもしている。
(以下、略)
もう何年前になるのか、「よど号メンバー」の子供たちが日本に帰国しています。それぞれ成人になっていますが、どこで何をして暮らしているのかは不明です。帰国直後は「よど号メンバー」を支援する左派系団体の世話になっていたはずですが
それにしても何を目的に「よど号メンバー」が北朝鮮に留まっているのか、不思議です。当然、国外逃亡犯ですから時効停止中であり、帰国すれば逮捕、起訴される身です
形の上では彼らは海外に革命の拠点を作る狙いで北朝鮮へ赴いたのでしょうが、機能していないのは明らかであり、北朝鮮としても彼らを持て余しているはずです。日本との交渉材料としても使えない、価値のない負債ですから
省略した部分で、「メンバーらは、よど号事件の誤りを認め、帰国後に日本で公判を受ける意向を示す一方、メンバーの拉致事件への関与は「捏造)」と主張。拉致事件での国際手配が解消されない限り、帰国できないとしている」と書かれています
つまり、メンバーの一部が関与したとされる日本人拉致事件を口実に帰国を躊躇っているのであり、それも見苦しい言い訳に映ります
日本人拉致事件は重大関心事であり、その捜査を断念してまで「よど号メンバー」を寛大に向かい入れる必要はないのですから
自身の罪を償うとともに北朝鮮による日本人拉致計画などの内情をすべて暴露し、日本に報いようとの覚悟はないままなのでしょう(愛国思想の目覚めた、などと口にしてはいますが)
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