中学教師の盗撮、校長と教頭が隠蔽し懲戒処分: 夾竹桃日記

2017年10月23日

中学教師の盗撮、校長と教頭が隠蔽し懲戒処分

教師が校内で盗撮、という事件も珍しくなくなってしまった昨今。こうした性犯罪を助長するかのように、盗撮した教師の犯罪を校長や教頭がグルになって隠蔽を図ったと露見し、懲戒処分を受けたと報じられています

教員を指導監督する立場にある校長、教頭が性犯罪隠しに加担するなら、規律も何もあったものではなく、闇社会同然です

校長は校長を停職６カ月、教頭を３ヶ月間減給１０分の１、盗撮した教師は懲戒免職処分になっています

埼玉県警は２３日、勤務先の中学校で女子生徒を盗撮した男性教諭（４５）に動画を消去させ、警察に届け出なかったとして、犯人隠避と証拠隠滅の疑いで、いずれも当時の男性校長（５９）＝同県飯能市＝と男性教頭（５４）＝同県入間市＝を書類送検した。

県警によると、教諭は校長からデジタルカメラを没収された後も別のカメラで盗撮を続けたとみられ、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたが不起訴となった。

書類送検容疑は昨年５月２７日、入間市立中の校長室で、教諭が盗撮した女子児童の着替えの動画を消させ、警察に届けなかったとしている。

いずれも容疑を認め、校長は「教諭に辞められると学校が持たなくなると思った」、教頭は「校長に安易に同調してしまった」と供述している。

（産経新聞の記事から引用）

盗撮をした教師は太田昌平（数学担当）であると判明しています

校長は森田幸一、教頭は竹田泰郎です

陸上部の顧問をしていた太田が更衣室にカメラを仕掛け、部員の着替えを撮影していたのだとか

匿名で警察に相談が寄せられ、露見したのだそうです。学校では生徒や他の教師の間で、太田が盗撮を繰り返していると噂になっていたのでしょう。しかし、何ら処分を受ける気配もないため、警察に相談したのかもしれません

検察が不起訴としたのは「すでに懲戒免職となり、社会的な制裁を受けている」のが理由なのでしょうが、公務員の身分にかかる行政処分と刑事責任は別であり、最低でも罰金刑くらい課すべきではないのか、と思ってしまいます

公務員として非違行為があった以上、懲戒免職は当然であり、それが刑事罰の替わりになる（刑事罰が課されない）というのは不可解です

そして被害者である生徒たちへの償いはまったくないのであり、これもどうかと思ってしまいます

被害に遭った生徒たちは校長や教頭の監督責任を問い、入間市相手に損害賠償を求める訴訟を起こさなければならないのでしょうか？

学校側は生徒に対して十分なケアをすると主張するのかもしれませんが、盗撮という事実が消えたりはしません。「忘れてしまえ」とでも言うのでしょうか？

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