フリマアプリ「メリカル」で読書感想文販売
夏休みの宿題を8月末になって片づける、という行為を経験した方も多いだろうと思います。自分もそうでした
夏休みの宿題の定番に読書感想文があります。夏休み期間中を、もっぱら読書三昧で過ごしていた自分には苦もない課題ながら、これを苦手としている人は少なくないのでしょう
ガジェット通信の記事によれば、フリマアプリの「メリカル」で読書感想文が売られており、実際に購入している人もいるのだとか
世の中には夏休みの宿題を代行する商売もあるのだそうですから、読書感想文が売買されても不思議ではありません
フリマアプリ『メルカリ』で“読書感想文”が出品されているのが話題となっている。これまでもなんでも売っていると話題になってきた『メルカリ』。夏休み終了目前、“読書感想文”や“自由研究”も出品され、購入されているのだ。
出品者は過去に自分が書いた読書感想文を使い、コピー、またはその画像やテキストデータを購入者に送っているようだ。中には、「学年代表に選ばれました」と説明文に記載されているものも。また、大卒の学歴をもつものが、中学生や高校生向けの文章で書いて出品している例もある。
この現実にネットでは
・読書感想文メルカリで済ますとか時代進化しすぎ
・内容わからんのによう買うわ
・表彰レベルに達したら全国で同じ文章が出回るやん
・同級生が同じこと考えてたらどうするの?
・子供自身は疑問を感じないのかな? 小さな罪悪感もないんだろうか…
・怖い世の中になったな
といった疑問の声から、
・教員の知り合いが言っていました。その子が書いたかどうか、文章みたらすぐにわかるって。真面目にやるのが一番かも。
・元高校国語教師だけど。分かるよ。少なくとも私は一発で分かったよ。各生徒の国語力に応じて余程合わせないとバレると思う。もちろん国語専門じゃない、小学校教諭とかなら分からないかもしれないけど。
と、「先生だったらわかる」という意見も。
また、「授業中に作文書かされたら大恥かくねw」、「うちの子の小学校は読書感想文の本を読むのは夏休みの宿題で、感想文は休み明けに学校で書くことになりました。理由は、不正をする子がいるからと、先生がはっきりと言ってました」といったコメントもあった。
(ガジェット通信の記事から引用)
記事によると1本につき、600円から888円という価格が提示されています
売りに出して小銭を稼ごうという人もいれば、それを買って学校に提出して済ませよういう人もいて、商売が成立しているのでしょう
良し悪しは別にして、「そんな時代なのだな」と思います
もちろん、購入した読書感想文(プリンターで印字されたもの)ではそのまま提出するわけにもいかず、手書きで原稿用紙に筆写する人もいれば、平気でそのまま学校に持って行く人もいると推測されます
先生にバレて叱られる可能性もあるわけですが、それでも「自分で書いた」と強弁するのでしょうか?
夏休みの過ごし方として、何冊か自分で読むのは有意義な体験ですし、決して無駄になるものではないはずです。また、感想文として文章を練り、構成し、書くのも価値のある体験です
先月、病気で約二週間ほど入院した際、ヘミングウェイの短編集などベッドの上で読んでいました。こんな機会でもないとまとまった読書の時間が得られないのであり、久し振りに堪能した気がします
他には竹田青嗣「意味とエロス」、内田樹「もういちど村上春樹にご用心」など、あまり脈絡ない組み合わせの読書でした。読書感想文の提出を義務付けられていない分だけ、気ままに読めたのでよしとしましょう
(関連記事)
詩の公募入賞 2度の盗作が発覚した中学生
詩の盗作を繰り返した女子中学生
詩の盗作を繰り返した女子中学生 その2
詩の盗作を繰り返した女子中学生 その3
電撃文庫の新刊 盗作がバレて回収騒ぎに
文藝賞取り消し インターネットからパクる
盗作を繰り返した小説家 田口ランディ
韓国人作家が三島由紀夫の「憂国」を丸パクリ
韓国作家 三島由紀夫「憂国」の盗作認める
三島由紀夫を盗作した韓国の開き直りが酷い
三島由紀夫をパクった韓国作家 再び盗作騒動
マヤ文明の古代遺跡を発見した15歳の少年
読書術
「20代に読んでおくべき本」ランキングに違和感
今は「名言」「格言」から学ぶべき時代なのか?