「民進党代表に前川喜平が相応しい」と書くトンデモ記事

東京都議会選挙では自民党が大敗したため、民進党の敗北(7議席から5議席)はすっかり霞んでしまいました
しかし、蓮舫代表のお膝元である東京で議席増ならず、党勢回復の兆しも見出せなかったのですから深刻です
党内からは、「蓮舫代表が二重国籍疑惑を払しょくできないのが問題だ」とする声も挙がっています
蓮舫代表が自らの戸籍を開示できないのは、それなりの理由があるからだと推察します
ただ、人の出自、生まれはその人のせいではないのであり、責めるのは酷と言うものです。蓮舫代表自身が親を選べるわけでもないのですから(国籍の選択そのものは彼女の責任です)
話と戻して、民進党の代表に加計問題で安倍首相サイドから働きかけがあり教育行政が歪められた、と発言して注目を浴びた前川喜平前文部事務次官こそ相応しいと書いた記事を見つけましたので紹介します
阿部知子議員の発言を週刊ポストが記事にしたものです


(前略)
ところが、新聞・テレビはほとんど報じなかった。党内からは、「前原さんより前川(喜平・前文科事務次官)さんを代表に」という声まであがっている。
民進党の阿部知子・代議士が語る。
「今の時代に一番大切なのは教育です。民進党も森友・加計問題を国会で追及したが、国有地のバーゲンなどが問題にされ、根底にある教育行政が歪められたことへの危機感が全然ない。教育行政を正しくしたいと訴えないと、国民には民進党は批判しているだけに見える。前川さんは教育行政が歪められたと勇気を持って告発した。
もう一つは捨て身の迫力です。保身じゃないというメッセージがないと国民は政治に魅力を感じない。前川さんは教育へのビジョンを持ち、捨て身で、矜恃もある。彼の姿勢こそが民進党に決定的に欠けているものです」
執行部は「敗北主義」でリスクを負わず、議員たちは人気がなくなれば代表をポイ捨てし、すぐ保身に走る。「国民を失望させる能力」において民進党は自民党に負けていない。今の党内に人材がいないことだけは確かである。
(週刊ポスト2017年7月14日号記事から引用)


前川喜平についてはすでに何度か取り上げていますが、文部科学省による違法な天下り事件の中心人物であり、首謀者です
引責によって退職に追い込まれたものの、支給された8千万円と言われる退職金の返納にも応じておらず、むしろ自分を退職に追い込んだ安倍政権を逆恨みして牙をむいているところです
そんな安倍喜平を勇気ある告発者だと持ち上げ、称賛している人たちがいるのですから唖然とします
獣医学部新設に反対し続けてきた獣医師会と文部科学省こそ、教育行政を歪めた張本人であり、前川喜平は中心人物です
安部憎しで凝り固まった人たちには、そんな悪辣な官僚が「正義の味方」に見えるのですから…
獣医学部の新設は民主党政権下で進められていた政策であり、文部科学省の根強い抵抗に遭って実現しなかった(もちろん、前川ら文部官僚が抵抗)わけですが、民進党の議員たちはすっかり忘れてしまっているのでしょう
自分たちの政策を阻んだ宿敵を党の代表に迎えるべき、と口走るのですから「大丈夫か?」と心配になります

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