仙台地裁切りつけ男 淀川被告が実刑を不服として控訴
盗撮事件の被告として判決公判に出廷し、有罪判決を言い渡された挙句に刃物を持ち出して暴れた淀川聖司被告の続報です
淀川聖司被告は電車内で女性のスカートの中を撮影した容疑で、起訴されており、本人は犯行を否認していました
しかし、事件当日、仙台地方裁判所は淀川被告の犯行を認め、懲役1年の実刑判決を言い渡していたのですが、この判決を不服として控訴したと報じられています
仙台地裁の法廷で実刑判決を言い渡された被告の男が刃物を振り回し、警察官2人が刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された淀川聖司容疑者(30)が19日、懲役1年の実刑判決を不服とし、弁護人を通して控訴した。
淀川容疑者は、女性のスカートの中を携帯電話で盗撮した疑いで、県迷惑行為防止条例違反の罪に問われていた。公判では無罪を主張しており、16日の法廷では実刑判決を受けた直後に暴れ始めていた。
仙台中央署によると、淀川容疑者は黙秘している。刺された40代の男性警察官2人はいずれも命に別条はないが、うち1人は脇腹や太ももなど5カ所を刺され、肺の近くまで傷が到達していたという。
(産経新聞の記事から引用)
判決公判の当日、淀川被告は果物ナイフやカッターナイフなど5本もの刃物を所持し、出廷しています
法廷で果物を食べるつもりだったはずもなく、最初から法廷で刃物を振り回して暴れるつもりだったのでしょう
ですから殺人未遂容疑での逮捕は当然であり、厳しく罰せられてしかるべきであるのは言うまでもありません
その前に淀川被告の前科に触れおきましょう
盗撮行為を禁じた県の迷惑防止条例違反事件で起訴されても、初犯であれば執行猶予付きの判決が下されるのが通例です
淀川被告が懲役1年の実刑判決を受けたのは、過去にも同様の犯罪で逮捕され実刑判決を受けていたためです
淀川被告は2011年10月、JR奥羽本線の列車内で、女子高校生に体を密着させ、露出した自分の下半身を触って自慰行為をし、体液を付着させた強制わいせつ罪で懲役2年の判決を言い渡され、服役しています
今回の盗撮事件では淀川被告の携帯電話に盗撮の画像はなかった(弁護人の談)とされますが、裁判所がどう認定したか詳細は不明です
しかし、2011年に強制わいせつ事件を起こしている淀川被告ですから、盗撮を否認しても、「撮影しようとした」行為が認定されたのかもしれません
刃物を持ち出して暴れた際、淀川被告は「この腐った司法制度が…」と叫んでいたそうですが、腐っているのは淀川被告自身でしょう
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