「譲位特例法は天皇陛下の意思に背く」と主張する御学友ジャーナリスト
参議院で天皇陛下の譲位特例法が可決成立され、昨年夏の「お気持ち」表明以来の、天皇譲位に関する論争に1区切りついた形となります
内容に関しては政治による妥協の産物ですから、最善の選択とは言い難いもがあるにせよ、方向が定まったのはよしとすべきなのかもしれません
前にも触れたように安倍首相の応援団である「日本会議」は元皇族がメンバーに名を連ねており、戦後民間に降下して皇族の立場を離れた彼らの返り咲きこそが最善の策だと考えています。安倍首相もそうした考えなのでしょう
旧皇族の復帰で男子の皇位継承候補者を増やすべし、なのですから女性宮家の創設には反対であり、女性天皇も認めない立場です
さて、今回の特例法成立を受け、時事通信には再び「天皇陛下の御学友」を自称する元ジャーナリスト橋本明が登場し、「特例法は天皇陛下の意思に反する」との批判を展開させています
「天皇陛下の意思に反する結果になってしまった」。学習院初等科から大学まで同級生として一緒に過ごした橋本明さん(84)は、退位に道を開く特例法の成立を受けこう語る。
象徴天皇として初めて即位し、被災者を励まし、先の大戦の犠牲者らの慰霊の旅を続けてこられた陛下。「そうした公的行為を全身全霊で行うことが難しくなったからこそ、さらには次の世代のことも考えた上で、昨年8月、退位の意向をにじませた『お言葉』を表明したはず」と橋本さん。
官房長官が衆参両院で「先例になり得る」と発言したが、「今の政権が一代限りにしたいと思っているのは明白。そもそも政府が設置した有識者会議の名称も『公務の負担軽減等』で、陛下の思いとは逆のものだ」と憤りをあらわにした。
「振り返ってみれば、『お言葉』は、戦後の昭和天皇に続く、陛下なりの『人間宣言』だった。人間である以上、限界があるのだと」
橋本さんは「こうなった以上、退位するのをやめたぐらいのことを言わなければ、敗北に終わることになる」と強調。皇族が減少している問題に関しても、「女性宮家をはじめ、女性天皇についても議論すればいい。皇位継承者は男系男子でなければいけないなどという主張は時代錯誤もはなはだしい」と訴えた。
(時事通信の記事から引用)
学習院初等科から一緒だったとの立場を利用し、天皇陛下の代弁者であるかのように振る舞う橋本明が言いたい放題です
昨年には、「天皇陛下は韓国訪問がやり残した仕事」発言をして物議をかもした人物であり、もう少し口を慎んではどうかと思ってしまいます
譲位の方法であれ、皇位継承の仕組みであれ、これは政治が決めるものです
天皇陛下や皇族方に考えあっても、その通りにはなりません
そこに御学友を自称する橋本明が割って入り、天皇陛下の代弁者を気取って言いたい放題をかますのは、波風を立てるだけで誰も得をしません。強いていればメディアから座敷に招かれる橋本明が得をするだけです
憲法によって「象徴」という位置に置かれた以上、「象徴」としてあり続けていただくよりほかないのであり、今後もそうあるべきでしょう
橋本明が「皇室の代弁者」商売をするのは非常に不快です
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