日本だけ大ヒット 映画「小さな恋のメロディ」
たまたま有線放送で耳にしたのがThe Bee Geesの「First of May (邦題)若葉のころ」で、映画「小さな恋のメロディ」を思い出しましたので、取り上げます
1971年に日本で公開された映画は大ヒットし、特に主演のマーク・レスターとトレイシー・ハイドは一躍、アイドルとして注目されるようになりました
例えていうなら、「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンのような感じです
しかし、この映画は日本でのみヒットしたのであり、イギリスやアメリカではウケなかったのが事実です
The Bee Gees / First of May 若葉のころ / ザ・ビージーズ
今見返しても古びていない感があります。低予算で作られた映画であり、大掛かりなセットもなく、CG合成もなく、豪華キャストが顔を並べるわけでもなしに、これだけ面白い作品が作れるのですから、まさに創造のたまものでしょう
マーク・レスターは子役の宿命として成長に従い人気が下降したため、俳優をやめています
トレイシー・ハイドも女優業より学業を選び、法律事務所に勤務する選択をしたというのですから、驚かされます
マーク・レスターとトレイシー・ハイドの、十代の輝きをとどめた記念碑的作品として記憶に残る名作です
「子役は大成しない」と言われるものの、「小さな恋のメロディ」を観ると大成などしなくてもよいのでは、と思ってしまいます
子役として、危なっかしいながらも伸びやかで、みずみずしさのある演技を披露できた瞬間を作品に刻むことができたなら、それで十分なのかもしれません
上記の動画のコメントには、「この映画の細やかな機微は、アメリカ人には理解できないと思います」と書き込まれており、ちょっと気になります
イギリスでは公開時、映画評論家から酷評されたと伝えられていますので、なぜ酷評されたのか、後日調べて報告するつもりです
また、なぜ日本でウケたのかについても考察を試みるつもりです
(関連記事)
もう一度映画「小さな恋のメロディ」を考える
子役は大成しないというジンクス
天才美少女歌手の末路 シャルロット・チャーチ
志田未来と神木隆之介熱愛報道に見る「アイドル恋愛禁止の愚」
「てじなーにゃ」の山上兄弟 イケメンになっていた
「明日ママ」擁護派の言い分への疑問
ドラマ「明日、ママがいない」に批判殺到
美少女コンテストを巡る米仏の論議
「ハリー・ポッター」シリーズはアカデミー賞から無視されている
映画「ハリー・ポッター」は大赤字
映画「ハリー・ポッター」最終章へ
ハリー・ポッターを日本でアニメ化したら…
作家石田衣良 「君の名は。」新海監督は恋愛経験不足と批判
椎名軽穂「君に届け」に学ぶ青春・恋愛術
アニメーション「君に届け」を見た海外の反応
映画「君に届け」は少女漫画そのままとの批評