韓国の劇場版アニメ「Seoul Station」が高評価?
毎年、ゴールデンウィーク前に日本では「名探偵コナン」の劇場版が公開されるのが恒例になっています
今年は「から紅の恋歌(ラブレター)」と題し、服部平治と遠山和葉の恋物語というラブコメ路線です
公開初日の土曜日と翌日曜日の2日間で、12億円もの興行収入を挙げるという反響で、よくもまあこれだけのコンテンツに育ったものだと感心します
本格的なミステリー、犯人当てよりも実はラブコメ路線の方がウケるのかもしれません
さて、今回は韓国の劇場版アニメを取り上げます
昨今のゾンビ映画、ゾンビゲーム路線に便乗した作品なのですが、映画メディアはなぜかこれを「格差社会の階級断絶を告発した作品」だと評価しており、違和感ありありです
監督は長編アニメーション「豚の王」のヨン・サンホです
時速300キロ超で疾走する高速鉄道車内で起こったパンデミック(感染爆発)の恐怖をつづる韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日談を描く長編アニメーション「Seoul Station(原題)」が、「ソウル・ステーション パンデミック」の邦題で、今秋に公開されることがわかった。
同作は、カンヌ国際映画祭をはじめとする世界18の映画祭で上映されて好評を博したヨン・サンホ監督の実写ホラー「新感染 ファイナル・エクスプレス」の冒頭へとつらなる物語。もともと気鋭の社会派アニメーション作家として活躍してきたヨン監督が同じくメガホンをとり、ソウルステーション周辺で起こった“感染パニック”の起源を明らかにしていく。
借金を抱えた元風俗嬢、勤労意欲を失ったヒモ男、路上生活者を主要キャラクターに設定し、彼らを取り巻く残酷な現実をスリリングかつ容赦なく描いていく。また、「怪しい彼女」で主演を務めたシム・ウンギョン、「7番房の奇跡」「王になった男」のリュ・スンリョン、「俳優は俳優だ」のイ・ジュンら演技派キャストたちが、過酷な運命にさらされる登場人物に息吹を吹き込んでいる。
格差社会における階級間の断絶、肝心なときに市民を救おうとしない国家権力の機能不全、極限状況下であらわになる人間のエゴの醜さなど、痛烈なエピソードで現代社会に警鐘を鳴らすストーリー、そして高級マンションのモデルルームを舞台にした皮肉たっぷりのクライマックスが、世界の映画祭で大反響。ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭シルバークロウ賞、アジア太平洋映画賞(Asia Pacific Screen Awards)最優秀長編アニメ賞などに輝いている。
(映画ドットコムの記事から引用)
まるで社会派映画のような扱いなのですが、中身はどうなのでしょうか?
Seoul Station | BIFFF 2016
予告編だけでなく、全編もアップされており視聴できるのですが、とても通して見る気にはなれません
ブログで取り上げる必要上、途中までは我慢して観ましたがゾンビが人を襲い、逃げ惑う市民のパニックを延々と描くだけの退屈な作品という感想です
米ドラマ「ウォーキング・デッド」や映画化された「バイオハザード」のような世界を描き、ブームに後乗りしたかっただけではないかと…
同じくゾンビ、吸血鬼が登場する日本のアニメ「Hellsing」(OVA版)の評価には遠く及ばないと申し上げておきます
Hellsing Ultimate 第10話 最終回『HELLSING Ⅹ』 海外の反応
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