滋賀県警 セクハラ行為で大量処分
仕事の疲れから2日ほど、ブログの更新を怠っていました。とはいえ、ただ寝て過ごしていただけです。寒暖の差が大きく、体がついていかないのは年齢のせいなのかもしれません
さて、警察官の不祥事というのも連日のようにメディアで取り上げられています
法令の遵守と高い倫理観を求められる警察官が、安易に犯罪行為に手を染めているように映るのはなぜでしょうか?
緊張を強いられる職場環境の反動として、どこかで羽目を外したくなるからなのかと考えたりもします。が、それだけとは限りません
さて、滋賀県警長浜署の警察官が、懇親会で女性警官にプロレス技をかけ、その様子を撮影していたというセクハラ事件の顛末を取り上げます
滋賀県警長浜署の男性署員が昨年11月、職場の懇親会で女性署員にプロレスの技をかけ、写真撮影していた問題で、セクハラ行為にあたるとして県警が署員2人を減給の懲戒処分、署長ら6人を本部長訓戒などの処分にしていたことが18日、県警への取材でわかった。処分は1日付。
県警監察官室によると、技をかけた40代の巡査長と、技を手伝ったり撮影画像を他の署員に送ったりした50代の警部補が減給6カ月(10分の1)の懲戒処分。
警部補は同日付で依願退職。巡査長は巡査部長試験に合格していたが、県警が合格を取り消した。
また、報告の遅れや調査が不十分だったとして、署長を本部長訓戒、副署長を同注意とした。ほかに、技を手伝った30代の巡査長と20代の巡査長を所属長訓戒、写真撮影した30代の巡査長を本部長注意、懇親会の幹事だった別の50代警部補を所属長注意とした。
監察官室の上内保室長は「警察官としてあるまじき行為。指導教養を徹底し、ハラスメントを許さない環境作りに努める」とコメントした。
懇親会では、男性署員がスカートをはいた女性署員に「つり天井固め(別名ロメロ・スペシャル、メキシカン・サーフボード)」と呼ばれる技をかけ、その様子を写真撮影していた。
(産経新聞の記事から引用)
身内である女性警察官相手に何をしても許される、と思っていたのでしょうか?
あるいは信頼関係があるからセクハラには当たらない、と思っていたのでしょうか?
懇親会に参加していた警察官のほとんどは、宴会の余興であってセクハラ行為などというスキャンダルになるとは想像もしていなかったのかもしれません
つまり世間一般にはセクハラ行為というものが存在するが、自分たちだけは別だと認識しており、不適切だと指摘されるまでは気がつかなかった、と言える状態…と想像します
それだけ警察官には、「自分たちは特別な存在」だという過剰なまでの自意識が埋め込まれているのでしょう
果たしてその過剰なまでの自意識に彩られた職場で、身内を告発する行為をすんなりと受け入れ、セクハラに加担したことを反省するのかどうか
技をかけた巡査長は40歳代にしてようやく巡査部長試験に合格した人物、だと記事に書かれています
警察は階級社会なので、巡査部長試験(多くは30歳代前半で合格する)に受からない限り、ヒラの巡査のままです。これだは昇給も頭打ちになるため、救済策として設けられたのが巡査長という肩書です
40歳代にしてようやくにして巡査部長試験に合格した、という点を考えると、日頃の勤務の質に問題があった人物なのか、と勘繰ってしまいます
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