朴槿恵大統領弾劾決定 失職

韓国の憲法裁判所は朴槿恵大統領の罷免を決定しています。これにより新たな大統領を選ぶ選挙が行われるのですが、ソウル市内では市民のパワーを自画自賛し、祝賀ムードに溢れているのだとか
自らが選んだ大統領をデモによって引きずりおろし、喝采を叫ぶ姿は異様であり、何をやっているのだかと呆れるばかりです
産経新聞の記事(いつもの産経節です)を以下、引用します


朴槿恵大統領が任期を全うできず青瓦台(大統領府)を追われることになった。それも“弾劾”という不名誉なかたちで。父、朴正煕(パクチョンヒ)は1979年、長期政権の途中、権力内部の暗闘が原因で側近に暗殺されている。父は“弾丸”で青瓦台から消えた。朴父娘の不幸な末路は韓国政治の激しさをあらためて内外に印象づけるものだ。
娘の失敗は、経済発展で国を豊かにした父の“七光”で大統領になったものの、政治的指導力が父に及ばなかったことだ。そして自らは「清く正しく美しく」を看板にしながら、舞台裏では、どこかいかがわしくきわめて俗っぽい女実業家、崔順実(被告)なる“悪友”に人生を依存していたという意外な事実が、国民を失望させ怒らせた。
朴槿恵氏は若くして母を北のテロで亡くし、父も非業の死を遂げるなど「悲運の公主(姫)」として人びとから同情と配慮を受けてきた。しかし政治指導者としては、国民との意思疎通や人材起用などがきわめて閉鎖的で独善的だった。政治的力量不足を自覚できず、それを補う手立ても知らなかったというのは明らかに「姫の限界」だった。
彼女の悲劇は、父のおかげで大統領になったにもかかわらず父に学ばなかったことだ。軍人出身だった父は公私の区別は厳しく、人材登用と組織運用にたけていたが、娘は“疑似家族”になっていた私的な崔順実一族の勝手を排除できず、足をすくわれてしまった。
彼女には父への裏切りもあった。父が65年、国民の反対を戒厳令で抑えて国交回復に踏み切った日本との協力は現在の韓国発展の基礎になった。その日本との関係を、最後は日韓慰安婦合意にこぎつけたものの長く悪化させた。
中国への過度の接近もそうだ。朝鮮戦争の際、中国は“侵略国”だったのにその過去には一切触れず、天安門広場での対日戦勝70周年軍事パレードまで参観している。歴史を無視し、さらに“日韓離間”という中国の戦略に乗っかった。そこには「北の脅威」への備えに全力を尽くした父の苦心への思いはなかった。
(以下、略)


朴槿恵大統領には内政、外交ともに中核となる戦略などなく、ただ強大な大統領らしく振る舞おうと終始していたように映ります
中国の誘いにホイホイと乗り、アメリカや日本を天秤にかけるやり方を、韓国のメディアは「最高のバランス外交」だと手放しで絶賛していました
しかし、そんなご都合主義の外交が長続きするわけもなく、今では中国と険悪な関係になり、日本とも対立し、アメリカからは見放されたにも等しい状態です
新しい大統領が選ばれたとしても、日本に対しては「慰安婦合意は無効ニダ」と言い出すのでしょうから、関係修復など実現しそうにありません
朴政権の残したツケを新たな大統領が支払う羽目になるのであり、祝賀ムードで浮かれている場合ではないのですが
一方で朝日新聞は元SEALDsのメンバーの口を借り、「民主主義の勝利だ」と語らせています


韓国の憲法裁判所が10日、朴槿恵(パククネ)大統領(65)の罷免を宣告した。
安全保障関連法への抗議活動を続けてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の元メンバーで、韓国で大統領辞任を求める集会にも参加した玉川大4年の矢部真太さん(24)は、衝撃を受けた。
午前11時過ぎ。矢部さんは都内の自宅でテレビの速報を見て罷免を知った。「韓国では国民が政治を動かした」。そう思うと、鳥肌が立った。韓国で朴氏への批判が高まっていた昨年11月、矢部さんはソウル中心部で約150万人(主催者発表)が集まった抗議集会に参加した。老若男女が集う会場を歩き回って感じたのは、憧れと悔しさ。「こんなに人が集まるなんて。隣の国なのに、なんでこんなに差があるんだろう」
(朝日新聞の記事から引用)


デモで政権を打倒すのが朝日新聞的には理想なのか、と言いたくなります
朴大統領を選んだのは韓国国民であり、有権者に見る目がなかったとは指摘しないのでしょうか?
次に選ぶ大統領が誰になるのかは分かりませんが、またもや収賄、不正が政治介入などなどで大統領解任を求めるデモが繰り返されるのでしょう
それは民主主義などではなく、単なる衆愚政治です

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