前橋祈祷師による暴行死事件を考える 6年越し立件

メディアはプレミアムフライデーは始まったとはしゃいでいますが、自分はこれから仕事です
世の中には土日、あるいは深夜や早朝といった時間に働く人間がいてこそ、社会が円滑に回っているのだという事実を、為政者は肝に銘じるべきでしょう
さて、群馬県警は2011年5月、前橋市内で1歳の女児が死亡した件で、自称祈祷師の女による暴行が死因であると断定し逮捕しています
6年をかけた執念の捜査であり、群馬県警も「やればできる子」だったのだなと思う次第です
傷害致死容疑で逮捕されたのは自称コンサルタント業、北爪順子容疑者(63)で何人もの信者を抱えていたようです


女児の死亡から約6年。群馬県警が立件までに時間がかかった背景には、当初、女児の母親から「虐待」の証言が得られなかったことがある。「先生」と慕っていた北爪容疑者をかばうため、医師や警察に対し、「転んで頭を打った」などと説明していたとみられ、群馬県警幹部は「マインドコントロール(洗脳)されていた」と指摘する。
関係者によると、女児の母親は、女児への暴行の現場にいたとみられる。女児は暴行を受けた後、全身けいれんを起こし、母親が病院に運んだ。その際、医師に「1週間前に階段から転落したが、けいれんを起こすまで何ごともなかった」と説明。
一方、県警や周囲には「玄関の上がりかまちに頭を打った」などと別の説明もしていた。女児が倒れた場所についても「北爪容疑者の娘宅で倒れた」と説明していた。
母親は女児の死亡後、周囲に「私が悪い。私のせいで娘が悪魔にやられてしまったからだ」などと話していたという。
しかし、県警は昨年以降、カルテの再鑑定や関係者の聴取を進めた。改めて母親に事情を聴いたところ、虐待があったことを認める証言を始めたという。
(毎日新聞の記事から引用)


いまだに祈祷師にすがりその言うがままになる人がいるのが現実であり、この種の事件は後を絶ちません
過去には保育園で女児の顔にあざがあるのを確認し、前橋市に通告したにも関わらず、母親はこの女児を連れて祈祷師のところへ通い続け死に至らしめる結果となりました
なぜこの母親が祈祷師を自称するインチキババアに入れ込んでしまったのか、今後の捜査、報道で明かされるにしても、実に嫌な事件です
女児の父親は北爪容疑者の威圧的な態度に疑念を抱き、距離を置くようにしたと別の報道には書かれています。が、妻が相変わらず娘を連れて北爪容疑者の元へ通っていたと気づかなかったのか、不可解です。娘の体にはいくつものあざがあったのですし
北爪容疑者は無料で祈祷という名の暴行をしていたのではなく、しっかりと毎回料金を受け取っていたはずであり、父親が家計をチェックしていれば異常な支出に気づいたのではないか…、などと思ったりもするのですが
無残な暴行によって亡くなった幼い命に対し、この夫婦はどう償う気なのでしょうか?

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