千葉大学医学部集団強姦事件を考える　研修医藤坂悠司起訴: 夾竹桃日記

2016年12月23日

千葉大学医学部集団強姦事件を考える　研修医藤坂悠司起訴

千葉大学医学部学生による強姦事件で、逮捕されていた研修医（非常勤講師）の藤坂悠司が準強制わいせつ罪で起訴されたと報じられています

加えて、先に書類送検されていた医学部生の吉元将也と山田兼輔については不起訴処分になった、と記事に書かれています

千葉大学医学部の男子学生３人が集団強姦罪などで起訴された事件で、千葉地検は２２日、学生を指導する立場だった医師の藤坂悠司容疑者（３０）を準強制わいせつ罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。発表などによると、藤坂容疑者は９月２０日、同大医学部５年の吉元将也（２３）、山田兼輔（２３）両被告＝いずれも集団強姦罪で起訴＝と共謀し、千葉市内の飲食店で、酒に酔って抵抗できない状態の２０代の女性の体を触るなどわいせつな行為をしたとされる。吉元、山田両被告も準強制わいせつ容疑で書類送検されたが、地検は２人については不起訴処分（起訴猶予）とした。

事件では、同大医学部５年生の増田峰登被告（２３）も準強姦罪で起訴された。

（朝日新聞の記事から引用）

吉元、山田の両名が不起訴処分になったのは犯罪の事実がなかったからではなく、被害者との間で示談が成立し、被害届を取り下げたためと推測されます

さて、千葉大はどう対処するのでしょうか？

不起訴になったとはいえ、事件事実そのものは認めているのであり、退学処分にするのが相応と思うのですが

新たに起訴された藤坂容疑者の場合も、示談成立なら不起訴となるのかどうか注目されます

学生を指導する立場にありながらわいせつ行為に加わったのであり、情状酌量の余地はありません

藤坂容疑者は千葉大学医学部出身ではなく、私立の金沢医科大学出身です

金沢医科大学の場合、初年度納付金は１１００万円にもなり、６年間でおよそ３９００万円も納めなければなりません

そしてなおかつ、金沢医科大学は医師国家試験の合格率が平均を下回っており、留年して複数回医師試験を受ける学生がいるのでしょう

藤坂容疑者は年齢からすると医学部入学のため複数年浪人したか、医師国家試験受験のため留年したと考えられます

多額のお金を費やしようやく医師になったわけですが、解雇処分は免れないでしょう。医師免許まではく奪されることはないとしても、報道で名前が知られたからにはどこの病院でも彼を雇うのは躊躇するはずです