島根女子大生遺棄事件を考える42 容疑者死亡で送検
2009年末に島根県で女子大生が行方不明となり、その後遺体の一部が発見さた事件で、既に死亡している30歳代の男性を容疑者と特定した、と報道されています
世間を震撼さえた事件の、何ともお粗末な幕切れです
事件発生直後、島根県やその近隣に居住する性犯罪者をまっさきにリストアップし、調べたはずなのに、なぜか容疑者とされた男性は捜査対象に含まれなかったようであり、不可解です
広島県北広島町の臥龍(がりゅう)山の山中で2009年11月、島根県立大1年・平岡都(みやこ)さん(当時19歳)の遺体が見つかった事件で、島根、広島両県警の合同捜査本部は近く、遺体発見直後に交通事故で死亡した当時30歳代の男が事件に関与したとして、容疑者死亡のまま殺人、死体遺棄などの容疑で男を書類送検する。
捜査関係者によると、捜査本部が今年に入り、過去の性犯罪事件を調べ直すなかで男の存在が浮上した。男は山口県下関市出身で、当時は平岡さんが住んでいた島根県浜田市に隣接する益田市に自宅があり、同市内で働いていたという。
捜査本部が事件前後の男の行動を調べたところ、臥龍山付近を車で走行していたことが判明。最近になり、男のデジタルカメラの中から平岡さんの画像データが見つかったという。
(読売新聞の記事から引用)
現段階で警察が公表している話はあまりに限定的で、全容が掴めません
容疑者は益田市居住で性犯罪の前科があったのでしょう。ならば最初から重要容疑者としてマークすべき人物でした
捜査に関わった人たちの労苦を揶揄するつもりはないものの、なぜこれまでの間に性犯罪者の容疑者リストそのものに漏れがあるのか、見直さなかったのと言いたくなります
毎年11月に、情報提供を呼び掛けるチラシを配布し、広島県警と島根県警の合同捜査本部の担当者は事件解決への強い意欲を表明してきました。が、そんなことよ容疑者リストの検討・見直しの方が優先事項でしょう
この事件に関しては、発生直後に警察関係者の談として「被害者はちゃらちゃら遊んでいる女の子」であるかのような報道がありました。捜査員の中には、「男女交際のもつれによるトラブル。付き合っていた男を特定し、締め上げれば解決する」といった安易な見方があったと思われます。結果として事件は迷宮入りし、解決まで膨大な時間と人員を費やしてしまいました
さて、平岡さんの遺体が発見されたのが2009年11月6日であり、容疑者は11月8日に車を高速道路のガードレールにぶつける事故で死亡しています。車に同乗していた容疑者の母親も死亡していることから、覚悟の自殺だったのかもしれません
続報が入り次第、また言及します
この事件について、過去に書いた記事の一部を貼っておきます。関心のある方に読んでいただければ幸いです
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