ミス慶応中止　広告学研究会メンバーに無期停学処分: 夾竹桃日記

2016年11月05日

ミス慶応中止　広告学研究会メンバーに無期停学処分

事件を考える ニュース

慶応大学の広告学研究会による強姦事件の続報です

１１月３日付けで、慶応大学は広告学研究会所属の学生３人に対し無期停学処分とし、１人を譴責処分とする内容を公表しています

ただし、強姦現場には５人の学生がいたとされてますので、なぜ１人は不処分になったのかは不明です

神奈川県葉山町の合宿施設で、慶応大学の１０代女性が同大広告学研究会（広研）に所属する男子学生数人から乱暴を受けたとされる問題で、関わったとされる４人の男子学生に対し、同大が無期停学などの処分を出していたことが４日、分かった。処分は３日付。

問題をめぐっては、未成年者に飲酒を強要していたなどとして、同大が１０月４日に広研に解散命令を出しているが、学生個人への処分は初めて。

同大広報室によると、処分を受けたのは▽商学部２年の学生▽理工学部１年の学生２人▽環境情報学部２年の学生の計４人。商学部と理工学部の学生は無期停学、境情報学部の学生は譴責（けんせき）とした。

無期停学の処分理由は９月２日、葉山町の広研が借用していた合宿所で未成年飲酒やサークルでの性行為、その行為の撮影など「気品を損ねる行為をした」などとしている。今後「学生の本分に著しく反する事実」が確認された場合、処分の変更もあり得るという。環境情報学部の学生の処分理由については、広研の責任ある立場にも関わらず、監督責任を怠ったなどとしている。

関係者によると、現場には６人の学生がいたというが、同大は「処分について、詳しい内容は答えられない」と話している。

（産経新聞の記事から引用）

処分が後手に回った感は否めませんし、慶応大学側は詳細な説明は一切しないとの態度を貫いていますので、これが教育機関である大学の態度かと批判を浴びるのは当然でしょう

今後、警察の捜査で学生が逮捕されたり、起訴されたなら退学処分に変更しお茶を濁す構えなのだと分かります

紀藤正樹弁護士がこうした慶応大学側の対応を批判していますので、関心のある方は一読下さい

最近の事例として、女優高畑淳子の息子が関与した強姦事件に関して「無罪」だとするコメントを発した弁護士の件、舛添前東京都知事の政治資金不正疑惑に関調査で「問題なし」と断言した弁護士の件にも触れています

リスク管理すらできなくなった集団暴行疑惑の慶応大学のおごり

http://blogos.com/article/196471/

慶応大学の一連の対応は、学内のリスクコンプライアンス担当弁護士などが決定しているのでしょうが、批判されて然るべきものであり、彼らがいかに無能であるかを証明しています

結果として大学のイメージを大きく損なっているのであり、大失敗と言えるわけですが、慶応大学当局はそれすら認めたくもなく、ただ世間が忘れてくれるのを願っているのかもしれません

慶応大学には教授と名のつく人が山ほどいるのに、こうした大学当局の対応を批判する声も出ない、というのは随分と情けない話です

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