強盗殺人事件の田尻賢一死刑囚 死刑執行
第二次安倍内閣で新たに法務大臣となった金田勝年法務大臣が、初めて死刑の執行に踏み切ったと報じられています
執行されたのは熊本県内で2件の強盗殺人事件を起こした田尻賢一死刑囚であり、未執行の確定死刑囚は128人となっています
裁判員裁判で死刑が確定し、執行されたのは2人目。未執行の確定死刑囚は、刑の執行が停止された袴田巌さん(80)を除き128人となった。
金田法相は就任後のインタビューで、死刑執行について、「法治国家では確定した裁判の執行が厳正に行われなければならないのは言うまでもない」と強調し、死刑制度を維持する意思を表明していた。
田尻死刑囚は16年3月、借金の返済目当てに面識もない熊本県宇土市の医師宅に侵入し、医師の妻=当時(49)=の頭や顔をスパナで殴打するなどして殺害。現金約18万円を奪って逃走した。
23年2月には、熊本市の男性会社役員宅で、「車を家の壁にぶつけた」などと話して玄関のドアを開けさせ、応対に出た妻=当時(65)=の顔や首などをナイフで刺して殺害し、現金10万円などを強奪。その後に帰宅した男性の胸などを刺して重傷を負わせて逃走した。
1審熊本地裁では裁判員裁判として審理され、警察署に自ら出頭した田尻死刑囚の行為が自首に当たるかが争点となったが、「罪の意識からではなく、逃げ切れないと考えた出頭で、過大に評価できない」と自首の成立は認められず、死刑が言い渡された。
2審福岡高裁も1審判決を支持して死刑を言い渡し、弁護側が上告したが、田尻死刑囚本人が24年9月、上告を取り下げて死刑が確定していた。
(産経新聞の記事から引用)
田尻死刑囚は風俗通いやギャンブルで多額の借金を背負い、返済のために強盗殺人を重ねた人物です。殺害してから家の中を物色し、現金や商品券など盗むという実に場当たり的な手口でした
日本人は箪笥預金が好きだとはいえ、誰もが数百万円の現金を自宅に蓄えているわけでもなく、犯罪の手口としては実に荒っぽく杜撰です
同時に人の命を奪うのを躊躇うこともなく、省みないわけですから情状を酌むどころではありません
死刑判決は妥当なものであり、執行もまた当然でしょう(死刑反対派は批判するわけですが)
もちろん死刑反対派は市民団体だけではなく、国会議員の中にも死刑は廃止すべきと主張する人がいます。ならば議員立法として国会に死刑廃止法案でも提出し、本格的な議論を始めてはどうか、と思うのですが
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