被災地視察でおんぶ 務台政務官に批判殺到
台風による被害視察のため岩手県を訪れた務台俊介内閣府政務官が、長靴を用意せず革靴だったため現地職員の背中におんぶされ、水溜りを渡る一幕があり、与野党、メディアから批判を浴びています
務台俊介内閣府政務官が台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を訪れた際、職員に背負われて水たまりを渡っていたことを巡り10日、与野党から「立場を利用した甘え以外の何物でもない」(公明党議員)などと批判が相次いだ。
民進党の枝野幸男幹事長は「レベルが低すぎてコメントのしようがない」とあきれた様子で話した。共産党の穀田恵二国対委員長は「靴で被災現場に行くなどあり得ない。構えが違う。被災地の気持ちを全く分かっていない」と非難した。
自民党幹部は「準備不足で、何をしに行ったのか分からない。政府の視察なのに魂が入っていない」と指摘した。
(共同通信の記事から引用)
民進党の安住淳国対委員長は12日の与野党国対委員長会談で、務台俊介内閣府政務官が台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を訪れた際、職員に背負われて水たまりを渡ったことを巡り「国民から批判が出ている」と非難。衆院災害対策特別委員会の理事懇談会で務台氏に事情説明を求める考えを示した。
会談で、公明党の大口善徳国対委員長は「水害の視察に行ったのだから、相応の対応をすべきだった」と指摘。共産党の穀田恵二国対委員長も批判した。自民党の竹下亘国対委員長は「(政府に)厳重注意させる」と述べた。
(共同通信の記事から引用)
政治家にとっては大臣←副大臣←政務官という出世コースですから、政務官でしくじった務台衆議院議員(2期目)に将来はない、と言えそうです
この内閣府政務官(復興担当)は以前、小泉進次郎が務めて注目されていただけに余計、その差が顕著に映ります
務台議員は東大法学部卒で自治省入りした官僚であり、総務省消防庁防災課長を務めた経歴もあります。本人にしてみれば「防災のプロ」なのでしょうが、被災地視察に長靴を持参しないプロなど、お笑い種です
ちなみに消防庁防災課長の肩書の効果なのか、務台俊介による防災関連の著作が数冊、出版されています。長靴の用意ができない防災のプロが、どんな講釈を垂れているのやら
今頃、務台議員は長靴を用意しなかった秘書に愚痴をこぼし、内閣府の職員に八つ当たりしているのかもしれません
防災課長としては単なる事務屋であり、現場視察より書類整理が主たる仕事だったのでしょう
この件に関するインターネットでの反応を見ると、「革靴のまま水溜りに入り、濡れたままで平然と視察を続ければ株が上がったのに」と指摘する声があります
おそらく小泉進次郎ならそうしたでしょう(秘書が必ず長靴を用意している可能性の方が大ですが)
政治家としての資質を云々しても虚しい気はしますが、務台議員は優れた官僚ではあっても政治家の器ではない、と言えます
野党側からは更迭しろ、との声も出ています。しかし、安倍総理はこのまま留任させるのでしょう。結果として、しばらくの間は野党とメディアから攻撃され続ける羽目になるのですが、それも政治家として必要な通過儀礼なのかもしれません
叩かれてこそ、1人前の政治家になれるのですから
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