窪塚洋介「徴兵制始まる」と陰謀論展開

落ちたカリスマというか、マンションから落ちて芸能界でのポジションを失った窪塚洋介が参議院議員選挙の立候補者の応援に駆けつけ、「日本で徴兵制が始まる。皆、中指立てて徴兵ボイコットしてやろうぜ!」などと発言していたと伝えられています
ツイッターでも同様の主張を展開しており、すっかり「安倍内閣は徴兵制復活を目論んでいる」との陰謀論にはまっているのが分かります


俳優でレゲエアーティスト「卍LINE(マンジライン)」の名義で活動している窪塚洋介が13日自身のツイッターで、もし日本が戦争に巻き込まれた際、出兵をボイコットするよう訴えた。
窪塚は「みんなゼッタイ戦争行くなよ」と訴え、「アインシュタインが言ってたぜ、全員でボイコットすりゃいいんだよ。みんなを入れとく牢屋はないからな。戦争も政治の手段だから、国民みんなで中指あげてやろうぜ」と強く語りかけた。さらに「で、行けって言う奴らにこう言うんだよ、『先ずお前が先に行け!』」とコメント。
窪塚は、10日開票された「第24回参議院議員選挙」において、無所属から出馬した三宅洋平氏を支持。9日にJR品川駅で行われた三宅氏の街頭演説に駆けつけ、応援演説を行った。窪塚は大勢の民衆に向かい「日本は今大失敗している。だからチャンスに変えて大成功しようぜ、みんなで!」などと訴えた。
ちなみに開票結果では、三宅氏は約25万票を獲得したが、落選となった。
(リアルライブ配信記事から引用)


これまでにも当ブログで紹介してきたように、左翼系政治家、市民団体などはしきりに「安倍内閣は徴兵制復活を目論んでいる」と主張し、国民に「アベ政治は危険だ」との印象を刷り込もうとしてきました
徴兵制復活となれば、その対象となる若い世代を中心に安倍内閣への反発が巻き起こると期待した上で、こうした陰謀論を展開しているものと考えられます
そんな幼稚な陰謀論にはまってしまった窪塚洋介には、現実検討能力が欠けているように見受けられます
ドラッグのやり過ぎなのか、と疑いたくなります
一時期はテレビドラマで主役を務め、若い女性を中心に多大な人気を集めていた窪塚洋介ですが、一時休業中の2004年6月に自宅マンションの9階から転落して重傷を負っています
その後は映画出演などしているものの、すっかり過去の人となった感があります
現在はレゲエミュージシャンとして活動しているのだとか
さて、こうまで「徴兵制復活」という陰謀論にはまる人が現れる背景を考えてみましょう。一時期、安倍晋三が「若い人に公共心を養ってもらうため、ボランティア活動を一定期間義務付けてはどうか」と発言していたことがあります。この一定期間のボランティア活動を強制する、との発想を「徴兵制につながる」と解釈し、「危険な思いつき」だと宣伝していた人たちがいます
それが巡り巡って「徴兵制復活を目論んでいる」の根拠になっているのではないか、と推測します
しかし、繰り返し述べてきたように現代の戦争においては徴兵して1年~2年程度訓練した兵士など使いものにならず、最新の装備を使いこなせた上に戦術を理解した熟練の兵士が必要とされるわけです(対テロの特殊作戦に従事するような)
それに島国である日本ですから、徴兵してまで陸上自衛隊を増強する必要はないのであり、そこに予算を使うより航空機や艦船の増強に力を入れるべきです
何にせよ、徴兵制度を敷いてまで陸上自衛隊員を数十万人増やす必然性はないのであり、荒唐無稽な主張です

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