北海道で山に子どもを置き去り 父親の不可解な説明
5月28日、北海道七飯町の山林で小学2年生の男児(7)が父親によって置き去りにされた事件では、いまだに男児を発見できません
こうなると父親の言う、「車から降ろして走り去った。5分後、歩いて現場に戻ったら姿が見えなかった」との説明に疑惑が生じます
通常、置き去りにされたからといって、わざわざ見通しの効かない山林の中に踏み入ったりしません。道路を歩いて下山する選択をするでしょう
そうしない理由、事情があったのか、あるいはまったく別の事実があったのか…
警察に捜索願を出した時点で、「山菜採りに行ってはぐれた」と嘘をついていた父親ですから、「5分後に歩いて戻った」という説明をも疑ってかかる必要があります
31日にはこの男児の両親が「山の上の方に沿って捜してほしい」と要請した、と報じられています。が、その根拠は記事で触れていません
さらには捜索に投入された警察犬も匂いの追跡ができなかった、とする警察関係者の話もあります。ならば置き去りにされた現場に男児は元々いなかった、と考えるほかなくますます不可解な状況になってきます
31日はもともと行方不明になった“現場”から約15キロ四方に範囲を広げ捜索する予定だったが、30日夜に両親からの「山の上の方を重点的に捜してほしい」という要請を受けて、警察や消防など115人態勢で砂防ダム沿いの林道などを捜索した。
だが、遺留品や足跡は発見できなかった。
「置き去り現場から林の中に10メートルでも入ると、崖になっていて、下に沢があり、非常に危険。しかも子供の背丈では、その姿が隠れてしまう高さの草木が生い茂っている。子供が迷い込んだら前も足元も見えない」と地元関係者。
両親は当初、山菜採りの途中ではぐれたと説明したが、車に山菜が一つもないことを指摘されると「人や車に石を投げつけたのでしつけのために車から降ろした。5分後に戻った時には姿がなかった」と発言を変えている。着ていた衣服も「Tシャツにジーパン」が途中から「紺色のジャージー」に変わった。
大和くんを知る近隣住民は「山菜採りなら夢中になって密林に分け入る可能性もあるが、置き去りにされてわざわざ林道を外れるなんてあり得ない。この“ウソ”が初動捜査に影響したのでは。目撃情報(を市民に求めること)だって、服装くらいしか
有効な情報はないのに、一刻も早くわが子を救出したいならなぜもっと慎重にならないのか」と首をかしげる。
(東京スポーツの記事から引用)
こどもの服装を間違える親がいるのか、と思ってしまいます。こどもを置き去りにした罪悪感、悔悟の念で記憶が混乱しているとも言えなくはないのですが
さて、この事件の発端は28日、家族で車に乗り公園へ遊びに出かけた際、田野岡大和くんが人や車に石を投げたため父親が「しつけのため」に、帰路の途中で山林に大和くんを置き去りにしたというものです
もしそれが事実ならば、大和くんは注意欠陥多動傷害(ADHD)が疑われます。突然車から降ろされ置き去りにされた際、パニック状態となり道路を外れて林の中へ踏み入ってしまった可能性もありえるのでしょう
とは言うものの、注意欠陥多動障害ならば親がそれと認知していなかったのか、学校から「授業中に席を離れて教室内を徘徊する」とか、「教師の指導に従わない」などという指摘がなかったのか、という疑念が湧きます
今時、学校教育の現場で注意欠陥多動障害の児童に対する理解が皆無、というわけもなく、親と連絡を取り合うはずです
大和くんの発見が第一であるのは当然であるにしても、マスコミはもっと事件の背後関係をしっかり取材してもらいたいものです
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