バドミントンの桃田、田児選手が違法賭博関与発覚

バドミントンでオリンピック出場がほぼ確実視され、メダル獲得の期待もあったNTT東日本所属の有力選手が、闇カジノ店へ頻繁に出入りし、賭博に興じていたと発覚。関係者に衝撃を与えています
プロ野球巨人の投手らが賭博に関与して問題になり、選手としてのキャリアを絶たれたばかりなのですが、世情に疎いのか、バカなのか、自らの行動を正す気はなかったようです


バドミントン男子世界ランク4位の桃田賢斗選手(21)と元五輪代表、田児賢一選手(26)=ともにNTT東日本=が違法な闇カジノ店に出入りしていた問題で、両選手は7日、国際大会が行われていたマレーシアから緊急帰国した。NTT東日本によると、両選手は同社による事情聴取に対し「闇カジノ店で賭博をした。他の複数の部員が一緒だったこともある」と認めた。
日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は同日午前、両選手の違法賭博関与が確認された場合、リオ五輪出場は「恐らく無理。厳しいと思う」と言及。リオデジャネイロ五輪でメダルが期待されていた桃田選手や田児選手の五輪出場は絶望的となった。
両選手は同日午前7時ごろ、成田空港に到着。報道陣からの問いかけには応じず、用意されたタクシーでNTT東日本本社(東京都新宿区)に向かった。
NTT東日本によると、午前9時ごろから総務部の部門長クラスの担当者が事情聴取を開始。同社は両選手に加え、バドミントン部監督やコーチ、他の所属選手に対しても聴取を実施する。記者会見などは聴取終了後に検討するとした。
日本バドミントン協会も日本代表の全メンバーに対し、賭博に関する聞き取り調査を実施することを決めた。
(産経新聞の記事から引用)


別の報道では、練習帰りにジャージ姿のままカジノ店へ出入りしていたと、その様子を伝えています


「1日3回来たこともあった」「100万円単位で賭けていた」-。プロ野球巨人の元選手らの野球賭博問題に続き、バドミントンの新旧エースが違法な闇カジノ店に出入りしていたことが6日、判明した。国の強化費が投じられるトップ選手が賭博に手を染めていたとすれば、暴力団排除に向けた社会的機運の高まりに明白に背く行為だ。
店の元経営幹部や常連客は2人の賭け方や会話を生々しく証言、2人の後輩が出入りしていたとも語り、問題は拡大する可能性がある。
桃田賢斗選手(21)と田児(たご)賢一選手(26)が出入りしていた違法な闇カジノ店の元経営幹部の男性(47)によると、雑居ビル9階の店には3台のバカラ台があった。常時数人のディーラーがおり、客は酒を飲んだり、ディーラーと談笑したりしながらバカラ賭博に興じた。
バカラ賭博は仮想の「バンカー(親役)」と「プレーヤー(子役)」にトランプで勝負をさせ、客がどちらが勝つかに賭けるゲーム。客は暴力団関係者、中国人や韓国人の飲食店経営者、一般人などで、累計で約300人が出入りしていたという。


賭博に関わったのは桃田選手と田児選手だけではなく、NTT東日本所属のバドミントン部の男女メンバーの多くが出入りしていたものと見られます。反社会的な行為に手を染めていたと明らかになったからには、バドミントン部を廃部する決断もあり得るのでしょう
当人たちの愚かさが招いた結果であり、擁護する余地もありません。おそらく、「オリンピックまで時間がある。本人に反省の機会を与えた上で、オリンピック出場を認めるべきではないか」との意見も出ると予想されますが、甘やかし過ぎではないかと思います
そもそも今回の件は犯罪行為であり、刑事訴追されたなら実刑にはならないものの執行猶予付き有罪判決が下るケースです。最低でも執行猶予明けまでは公式戦出場は見合わせるべきです
選手として充実したこの時期、公式戦出場を絶たれるのは気の毒ではありますが、賭博行為に手を染めたからには当然の報いでしょう

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