民進党山尾志桜里政調会長　政治資金疑惑で窮地: 夾竹桃日記

2016年04月04日

民進党山尾志桜里政調会長　政治資金疑惑で窮地

ニュース

民主党が他の野党と合流し、民進党として再出発しました。その目玉となったのが４１歳の若手代議士、山尾志桜里衆議院議員の政調会長抜擢です

「保育園落ちた日本死ね!!!　」と記述されたブログを国会で取り上げ、安倍内閣を追及したとして、一躍注目を浴びた人物でもあります

しかし、週刊新潮が早速山尾政調会長の政治資金収支報告種のデタラメを告発する記事を掲載したため、窮地に追い込まれる格好となりました

以下、Ｊ－ＣＡＳＴニュースの記事から引用します

2万円ガソリンプリカ購入「年に105回」　民進山尾政調会長に不可解な金の流れ

http://www.j-cast.com/2016/04/01263092.html?p=all

（前略）

2016年3月27日の民進党結党大会で政調会長になったばかりだが、その出鼻を挫くような記事が週刊新潮の最新号（4月7日号）に載った。

それによると、山尾氏の資金管理団体「桜友会」と山尾氏が支部長をしていた旧民主党第7区総支部について、2012年の政治資金収支報告書におかしな記述が見つかった。その中でも、特にネット上で話題になったのが、民主支部のガソリン代の項目だ。

1年間でなんと、230万円も支出しており、これはハイオクガソリンで走っても、地球5周分の約21万キロにも上るという。新潮の記事では、これだけしか指摘がなかったが、実際の収支報告書を見ると、その異常ぶりが際立っていた。

ガソリン代として9回分、約20万円を計上しながら、2万円のガソリンプリペイドカードに計105回、総額210万円も支出していたのだ。特に山尾氏の事務所にもなっている民主支部に隣接していたスタンドで、95回もプリカを購入していたのが目立っている。1日で5回、10万円も購入していた日もあった。

そこでこのスタンドに取材すると、店員がこう答えた。

「議員ご本人は、私は見かけたことはありませんが、事務所のスタッフがよくプリペイドカードを買いに来ていたのは覚えています。スタッフは、今でも来られていますよ。給油もプリカを使っていましたが、なぜそんなに買われたのかは、こちらでは分かりません」

（後略）

省略した記事の部分では、プリペイドカードを金券ショップに持ち込み、換金していたのではないか、との疑惑を指摘しています

山尾政調会長は調査した上で記者会見し説明するとしていますが、おそらくは「秘書が勝手にやった」とでも言い出すのでしょう

自分としては民進党は旧民主党そのものであり、党名が変わったからといって支持する気にはなれません。しかし、女性が政治の世界に進出するのは大いに賛成であり、山尾議員の政調会長抜擢も注目していたところです

なのに、こうした政治資金を不正に操作し、裏金を捻出するようなあざとい真似が露見すると興ざめです。政治に金がかかるのは理解しますが、こんな幼稚な真似をする必要があったのか、と

政治の素人が選挙に立候補し、当選した場合、秘書をはじめとするスタッフも素人ばかりとなり、政治資金の扱い方も杜撰になってしまうのでしょうか？

同じように政治資金の不正な流用で大臣を辞任した小渕優子議員のケースでは、小渕首相時代から務めていたベテラン秘書が政治資金の扱いを牛耳り、地元支援者の観劇ツアーに政治資金を注ぎ込んでいました。こちらはベテラン秘書に丸投げした結果、旧来通りの政治資金による贈答、饗応が繰り返されていたものです。小渕議員は将来の宰相候補と言われましたが、これでしばらくの間は表舞台に立てないのでしょう

さて、山尾政調会長はどうなるのでしょうか？

自民党の閣僚の政治資金疑惑を追及し、辞任に追い込んできた経緯からすれば、山尾政調会長が「秘書が勝手にやった」と釈明してそのまま役職に留まるのは無理があります。結局、辞任するしかないのでしょう

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