「甲子園で負けろ」発言の県議 謝罪

選抜高校野球出場の決まった滋賀学園の選手たちが県庁を表敬訪問した際に、停車中のバスに向かって、「負けてしまえ」と怒鳴りつけた吉田清一県議会議員ですが、その後、学校に電話をし謝罪していたと報じられています


第88回選抜高校野球大会でベスト8まで勝ち進んだ滋賀学園の選手らが乗ったバスに滋賀県議会の吉田清一県議(68)=自民党=が怒声を上げたとされる問題で、吉田氏が同校に謝罪していたことが15日、分かった。
同校が明らかにした。
吉田氏は3月31日に開いた記者会見で「謝るつもりはない」としていたが、その後、党県連や議会事務局に抗議が殺到するなどの騒動に発展していた。
同校によると、14日昼過ぎ、吉田氏から安居長敏校長へ電話があった。吉田氏は「今回の件について誠に申し訳ない。言葉足らずで伝わらなかったと思う。最初から何も思ってません」と述べた。安居校長は「今後ぜひ応援してください」と言って電話を切ったという。
安居校長は「そもそも終わったことで、気にしていなかったが、謝罪をいただいたのはありがたいことだ」と述べた。
(産経新聞の記事から引用)


自民党滋賀県連や議会事務局に400件を超える抗議があったとされ、さすがに無視できなかったのでしょうか?
68歳にもなって何をしているのやら、と思ってしまいます
そもそもこの問題は吉田県議が県庁の駐車禁止区画にバスを停めているのはけしからん、と事実を誤認したのが発端です。バスは県教育委員会事務局の指示された場に停車していたのであって、そこに違法駐車をしていたのではありません
吉田県議はこの事実誤認を指摘されたものの、引っ込みがつかなくなって「謝罪するつもりはない」と強弁し、周囲をドン引きさせました
そもそも釈明会見の冒頭ではスーツの襟につけた議員バッジをひけらかし、報道陣に向かって、「これが分かるか」と凄んで見せたりもしました
田舎の県議会議員ごときが国会議員にでもなったつもりでいたのか、バッジをひけらかせばメディアを黙らせることも可能、と思い込んでいたのかもしれません
電話で一言謝罪する程度のことが、すぐにできないような人物が県議会議員をしているのですから呆れてしまいます
次の県議会議員選挙がいつなのかは知りませんが、滋賀県の有権者はこんな人物に投票しないよう気をつけてもらいたいものです
夏には参議院議員選挙だけでなく、衆議院の解散の可能性も示唆されていますので、県議のこうした傲慢が振る舞いが「自民党の驕り」と受け取られる可能性があります。自民党の幹部はそこを理解した上で、県議会議員といえどもその暴言、開き直りは許さないと、強く叱責する姿勢を示すべきでしょう

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