「竹島領有主張は日本人の劣等感」と語る韓国人教授
これまでにも度々、韓国メディアの記事から知識人とされる人たちの誤解と偏見、誤謬に満ちた発言を紹介してきました
韓国を代表する知識人とされる人たちが、実は日本人や日本社会について調べもせず、思い込みや勘違い、先入観だけで見てきたように日本人を批判するのですから、失笑するしかありません
今回もまた、韓国人大学教授による「日本が教科書に竹島の領有権を明記したのはけしからん。これは日本人の劣等感の現れだ」とする、珍妙な主張を見つけましたので紹介します
いつものようにインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に貼られた蚯蚓記者の翻訳を引用させていただきます
日本が独島(ドクト、日本名:竹島)領土主権を露骨に強化し始めた。小・中学校に続き日本の高等学校教科書の77%が「韓国が独島を不法的に占拠している」という内容で文部科学省の検印証を受け、これに伴い独島を日本領土と教える教育が強化される展望だ。
(中略)
一時、日本の東京大学哲学科の教授だった人が「日本には哲学がない。ただ思想史があるだけだ」という主張したと学部専攻授業の時間に聞いた。本当に理解できなかった。気になったので、20年余り前、ロンドン大学に来た日本留学生に訊ねた。「日本の哲学であなたは何を勉強しましたか」
東京大学を卒業して会社員として留学した彼の返事は「ご存知の通り、日本には哲学がありません。私たちが習う哲学は中国哲学、韓国哲学、インド哲学などで、日本にはいくらか宗教家がいるだけです」であった。
付け加えて「日本人たちは批判的思考を通した独自的思想を開拓できませんでした」
彼の語調は非常に明らかだったし客観的だった。多分、彼は英国で勉強する中に相当な悟りを得たようだった。哲学的見解が存在しないということは単刀直入に言えば反省的思考が起きて批判的態度がないという意味で、事理を詰めるにあたって客観的法則や妥当性を基準に定めないということだ。
別の言葉で言えば、日本人たちの主張は正義や原則ではなく、物理的力がその基準になるという意味だ。これは根本的にはサムライ文化の慣行に従うことだと言える。主君が降参すればその妥当性を問うよりは、ただ降参して全てを徹底的にみな渡す低級な段階の正当性を実践する態度がその文化だ。彼らは自分より強い者にはぶるぶる震える代わりに、弱い者には全面的服従を強要する行動原理だ。
これは独自の思想の体系化を果たせなかった劣等意識が作り出した結果と判断される。そういえば、日本が私たちに向かって行使した態度は始終一貫この原理であったようだ。例えば強大な米国には全てを譲歩しながらその傘の下で安楽を享受し、相対的に弱体の韓国や中国には自らの主張を執拗に広げてきたのだ。予想するに、今後、強くなる中国とは善隣を標ぼうして行くだろう。
(中略)
同時に日本の虚偽的な優越意識に自己反省的な態度を真剣に要求しなければならない。どんな方法を取っても日本の'サムライ意識'が国際的に通じないことを示さなければならない。彼らが自省するまで私たちは元気ながらも客観的な態度で日本式劣等意識の非人間的行為を日本が悟る時まで徹底的に暴く勇気を持たなければならない。そうする時、国際法も眠らない韓国人の腕を上げてくれるだろう。安倍の歴史教科書は日本だけの問題ではない。
シン・サンヒョン安東(アンドン)大教授
ソース:慶北(キョンブク)日報(韓国語) 日本人の劣等意識
無駄な長文であるのは毎度のことです。どこから突っ込めばよいのか、と言いたくなるほど雑で、誤謬に満ちた発言を展開しています
まず、日本人には哲学がないと言いたいようですが、何も調べないまま、たまたまロンドンに留学していた日本人の語りだけを根拠にするという、大学教授とは思えない立論にめまいがします。シン教授が本当に大学に奉職しているなら、学会やら知人を介して日本の哲学教育がどうなっているか、調べるのは難しくないはずです
そんな初歩的なリサーチすらせず、後は自分の脳内で展開する「日本人はこうに決っている」との偏見をひたすら語っているのであり、本当にこの人物が大学で教鞭をとっているのかと疑いたくなります
そもそも東京大学で哲学(専攻ではなく教養課程なのでしょうが)の授業で、韓国哲学などという現実世界に存在しないものを教えているとは思えません
そもそも思想史、思想体系と竹島の領有権主張がどう結びつくのかさえ、謎です
竹島は日本固有の領土(太平洋戦争前に武力で占領し、獲得した領土ではない)というのが我が国の主張であり、それを放棄するのが哲学的な態度という話にはならないのです
しかもそれは劣等感やら優越感とは無縁のものですし、安倍内閣になって突如として領有権を主張し始めたわけでもありません
こうした現実問題を、「劣等感の現れだ」と斜めに解釈し、決めつける論調こそ反哲学的な思考でしょう
加えて、どこに韓国哲学と称するものが存在するのか、教えてもらいたいものです。他の主張を無視して我論を押し通す「朝鮮論法」は確かに存在するようですが、それは腐った朝鮮朱子学の成れの果てであり、哲学とは呼ばないものでしょう
それこそ、韓国人が感情に支配され、感情に思考を左右されるからこそ、こんなロクでもない立論をするのではないか、と言いたくなります
ありもしないサムライ意識を指摘し、何かを言い当てた気になっているだけの、居酒屋談義程度の内容です。こんな人物が大学で哲学かなにかを教えているのだとすれば、苦笑するしかない、と書いておきます
ちなみに安東大学とは、1947年に慶尚北道安東市明倫洞に設立された安東師範学校を前進とした国立大学なのだそうです
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