韓国が米と宇宙技術協力協定締結 NASAの技術入手と浮かれる

「2020年に月へ探査機を送る」と大風呂敷を広げた韓国ですが、技術的な裏付けは乏しく、探査機を打ち上げるロケットもまだ青写真のままです
韓国の大手メディア「中央日報」は、韓国がアメリカとの間で宇宙技術協力のための協定を締結した、と報じており、まるで「NASAの技術はこれで自分たちのものだ」と言わんばかりの浮かれっぷりです


韓国と米国が宇宙探査技術を共有する政府間協定を締結した。これを受け、米航空宇宙局(NASA)が保有する先端技術も共有可能となり、2020年を目に推進中の月探査船打ち上げ計画にも弾みがつく見通しだ。
(中略)
今までは国内の宇宙開発の責任を担う韓国航空宇宙研究院と韓国天文研究院、韓国科学技術院(KAIST)などがNASAなどと個別に協定を締結しなければならなかった。
しかし政府間協定の締結で今後は個別機関同士の協定を締結する手続きを簡素化または省略できる。未来部の関係者は「NASAは米政府の承認を受けた後に海外機関と個別協定を結んでいる」とし「韓米宇宙協力協定の妥結で個別協定の締結時間も大きく短縮されると期待される」と述べた。
両国の「1号協力事業」は未来部が推進中の月探査船の打ち上げとなる見込みだ。未来部は2020年の月探査船打ち上げを目標に今年から3年間に1978億ウォン(約180億円)を投入する予定だ。
これとは別に2965億ウォンを投入し、韓国型ロケットの開発にも取り組んでいる。
韓国航空宇宙研究院のチェ・ギヒョク月探査研究団長は「米国はアポロプロジェクトなどを通じて月探査分野で膨大な情報と技術力を蓄積しただけに、深宇宙通信技術分野などで少なからず支援を受けることができるだろう」と述べた。
今回の協定で韓国は米国と宇宙協力協定を結んだアジア最初の国となった。米国はその間、ロシア・フランス・カナダなど10カ国と宇宙協力協定を締結した。ロシア・ブラジル・ウクライナ・アルゼンチンを除いて欧州の国に協定国を制限している。日本・中国政府も宇宙開発に関して米国と機関間の協定を結んでいるが、政府間協定はまだ締結していない状態だ。
未来部の関係者は「米国がそれだけ韓国の宇宙開発技術力と発展の可能性を高く評価しているという意味」と説明した。
(以下、略)


協定の中身が公開されてはいないのに、「これでNASAから全面的な技術提供が受けられる。日本も中国もこんな恩恵は手にしていない。それだけ韓国の宇宙開発が評価されている証拠だ」と決めつけ、舞い上がっている様が文面から伝わってきます
指摘するまでもなく、アメリカ政府がNASAの技術を気前よく韓国に提供するはずもなく、「今後、協力しましょう」というスタンスを表明しただけの、いわばお題目のような協定なのでしょう
しかし、韓国側は自分たちの求める技術が何でも手に入る、と勝手に決めつけており、過剰な期待を膨らませています
NASAの所有するさまざまな技術はアメリカ国民の税金によって培われたものであり、それをほいほいと他国に提供したりはしません
それにこうした協定は互恵的なものですから、韓国側にNASAへ提供するような最先端の技術があるかどうかも問題です
もう少し冷静になって自分たちの立ち位置を見つめ、己の技術を磨くべきだと思うのですが…
まあ、何を言っても耳に入らないのでしょう

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