ショーンKになりたかった川上伸一郎

国際コンサルタントとして報道番組に登場していたショーンKことショーン・マクアードル川上の経歴がウソだらけと週刊文春に暴露され、波紋を広げています
数々の番組で共演したタレントらが、「やっぱり」などなど取ってつけたようなコメントをしているのですが、この事件の本質は別なところにあると思いますので書いてみます
まずはデイリースポーツの記事を紹介しておきましょう


週刊文春の報道で経歴詐称が明らかになった経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏の所属事務所社長が17日、日本テレビ系「スッキリ!」のインタビューに答え、「(これまで)約束を違えたり、うそをついたことは1度もなかった」と訴えた。
事務所社長は、川上氏が事務所に入ったいきさつについて「知り合いから声のいい人でラジオの仕事がしたいという紹介があったんです。声としての仕事なので、出身や大学、経営コンサルタントの仕事について詳しく聞くことはありませんでした」
と説明。そして、「18年前から一緒に仕事をしているが、約束を違えたり、うそをつかれたことは一度もありませんでした」と、真面目な人柄であることを訴えた。
また、川上氏がメディアで何をしたかったのかという問いには「番組を持ちたいと。ラジオがとても好きで、声で人の悩みに答えたいと。リスナーを支えて寄り添っていきたいと答えていた」という。
現在の川上氏については、「(事務所社長の自分にも)会うたびにずっと謝り続けています。僕はどれだけ悪いことをしたんだろう、4月からどうやって生きていけばいいですかねって言ってます」と、後悔し続けている様子を明かした。


川上伸一郎がショーンKという芸名でキャラを演じていただけとの前提ならば、ここまで批判されたりはしなかったでしょう
しかし、高学歴の国際派経営コンサルタントという肩書でビジネスをしていたのですから、「看板に偽りあり」で詐欺行為になってしまいます
そもそも川上伸一郎が自ら創りだした日米ハーフのショーン・マクアードル川上という架空の人物に憧れ、そのような立場になりたいと欲し、成りすましていたところに問題があります
平凡な日本人の川上伸一郎という立場に満足できなかったのでしょう。きらびやかな学歴、経歴、人脈を抱えた人間に成りすまし、メディアに注目されたいがゆえに、罪悪感もなしにキャラに扮し続け、周囲を欺いていたと思われます
上記の記事では約束を違えたりしない誠実な人物、と書かれていますが…
もし成りすましているとの自覚を失っていたのであれば人格障害であり、精神に異常をきたしていたと言えますが、川上伸一郎の場合は十分に自覚した上で確信犯的な行動だったと考えられます。そして「誠実さ」も演技の内だったと
平気で嘘をつき、周囲を欺くような人物が経営コンサルタントとして信頼されるはずもなく、この先はタレントとしても経営コンサルタントとしても(実際にコンサルタント業務をしていたのかさえ怪しいのですが)、やっていけないのは明らかです
それで路頭に迷う羽目になったとしても、自業自得としか言えません
4月から始まる予定だったフジテレビの新番組はキャスターを入れ替え、制作されるようです

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