インドで制作されたアニメ「忍者ハットリくん」
日印の首脳会談が開催され、インドに日本の新幹線方式の高速鉄道建設が決定したと報じられています
鉄道とは関係ありませんが、インドつながりの話題としてアニメ「ハットリくん」を取り上げます
藤子不二雄A原作のTVアニメ「忍者ハットリくん」の新作がインドと日本の合作で実現し、インドでは2012年からテレビ放映されており、日本ではアニマックスで2013年に配信され、2014年7月には地上波でも放映されています
「ドラえもん」同様、「ハットリくん」もアジアでは人気があり、過去に日本で制作されたテレビアニメが各国で放送されています。中でもインドでは2004年から繰り返し放映され、その人気がインド版「ハットリくん」実現に結びついたのでしょう
Wikipediaから引用すると、以下の様な経緯として紹介されています
2012年2月14日、テレビ朝日社長の早河洋が定例会見で、同年5月よりインドで25年ぶりに『ハットリくん』の新作アニメを制作・放送すると発表。同国のキッズ向けチャンネル「Nick India」で全26話(1話は2エピソードで構成)が放送された。インドでは前述のとおり2004年から『ハットリくん』のアニメを放送しており、コレ が人気を博し続けていることから、昨今高度経済成長を続ける同国でのコンテンツビジネスの収益拡大が見込めると判断、博報堂DYメディアパートナーズの協力のもと現地のアニメ制作会社リライアンス・メディア・ワークスとシンエイ動画が共同制作(実制作の大半はリ社が現地で実施)した。
ストーリーは藤子が新規に作ったもので設定などは原典と概ね同一である(現代(2012年頃)の世相に即して作っているため、インターネットや携帯電話など、日本版アニメの放送当時には一般的でなかったものも登場する)。
インドでは第2期の制作・放映が行われているそうで、やはり「忍者モノ」は海外でウケるのでしょう
さて、第一期放送の14話を御覧ください。もっとインド風の内容にカスタマイズされているのかと想像したのですが、ストーリーもキャラクターも背景も原作の設定を守っています
Ninja hattori in hindi
脚本、絵コンテ、レイアウトは主に日本人スタッフが担当しています。一部、韓国のスタッフが関わっているようです(そのうち、「忍者ハットリくん」は韓国のアニメだと言い出すのかもしれません)
さて、今後もインドで日本アニメの続編が手がけられるような時代が来るのでしょうか?
(関連記事)
次世代「アニメ」大国インドが台頭する、との記事 日経BP
インドで「巨人の星」をリメイク、放送を目指す講談社
インド版「巨人の星」 視聴率は0.2%だった
インドアニメ「アルジュンの大冒険」日本で放映
インドネシアの特撮ヒーロー「ガルーダ戦士ビーマ」は伊藤忠提供
中国紙「ドラえもんは侵略者」と批判
「内向きに閉じた日本のマンガ市場」という批判
韓国のマンファ ストーリーが秀逸?
中国人漫画家が語る中国の審美価値と品位(笑)
「アニメはオタクの消費財と化した」と指摘した押井守
「アニメにはちゃんと日本映画の血が流れている」の紹介
中国人漫画家が語る中国の審美価値と品位(笑)
「宮崎アニメは父権社会批判」と主張する中国の意見
ロシア人の好きなアニメは「狼と香辛料」
日韓合作アニメ「新暗行御史」(2004年)
中国のジブリ風アニメ「奇昇家族」 音楽は久石譲
ハリウッドが映画化すべき漫画5作品~米国サイトが選出