小学校教諭が男児の裸撮影で逮捕: 夾竹桃日記

2015年11月25日

小学校教諭が男児の裸撮影で逮捕

教師の性犯罪が連日、報じられています。当ブログでも頻繁に取り上げているわけですが、その背景にあるのは教育行政を司る教育委員会の怠慢でしょう

性犯罪者を教育現場から排除する必要性を理解していないのか、危機感が足りないのか、問題教師を漫然と教育現場に置いたままにしているがゆえに、教師の性犯罪を防げないのです

東京三鷹市の小学校に勤務する教師が、男子児童を裸にして撮影した容疑で逮捕されています。この教師は昨年も女子児童の体に触るなどして問題を起こした人物であり、なぜ教育現場にそのまま置いていたのか疑問です

勤務する小学校の男子児童を裸にしてカメラで撮影したなどとして、警視庁捜査１課が強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで、東京都三鷹市内の小学校教諭の男（３８）を逮捕していたことが２４日、捜査関係者への取材で分かった。男は認否を明確にしていない。数年前から、複数の児童に同様の行為を繰り返していたとみられ、捜査１課が詳しい経緯を調べている。

男は昨年、別の女子児童の体を触ったなどして問題になっていたが、学校や三鷹市教育委員会は今年度も男を学級担任に就かせていた。男は着任直後に今回のわいせつ行為をしたとみられ、市教委の対応が問われそうだ。

捜査関係者によると、男は今年５月、校外で男子児童を裸にしてみだらな姿勢をとらせ、デジタルカメラで撮影した疑いが持たれている。

男は数年前から、課外活動などと称してほかの学校や杉並区内の自宅などで児童らと会い、裸の撮影をしていたとみられるという。

昨年には、同校の女子児童を膝の上に座らせるなどしたとして保護者らから苦情が寄せられていた。三鷹市教育委員会などは男から事情を聴いた結果、「反省している。更生に向かっている」と判断。保護者会でも経緯を説明して理解を得られたとして、処分などはなかった。

同市教委は産経新聞の取材に「女子児童を膝の上に乗せたことは大きな問題とはとらえていなかった。今回の逮捕は、詳しい経緯を把握していないので答えられない」と話した。

（産経新聞の記事より引用）

数年前から男子児童を裸にして撮影していた事実に関して、教育委員会は「我々は警察ではないので、そこまで把握できない」と主張するのでしょう

しかし、この教師が昨年、女子児童を膝の上に乗せる行為をしていたにも関わらず、それを「大した問題とはとらえていなかった」とうそぶくような人事担当者に危機管理能力の欠片もないのは明らかであり、はっきり言って無能です

いったいどこを見て、「反省している。更生に向かっている」と判断したのか、問い質したくなります

懲戒処分はともかく、性犯罪を疑われるような行為があったなら教育現場から外すのが最低限、必要な対応でしょう

性犯罪者を教育現場に置かない、という当たり前の対処がなぜできないのかと思うばかりです

三鷹市の市民は教育委員会の怠慢を許さず、その責任を問うべきです