ノーベル物理学賞梶田教授に失礼な質問をする小倉智昭: 夾竹桃日記

2015年10月13日

ノーベル物理学賞梶田教授に失礼な質問をする小倉智昭

朝の情報バラエティ「とくダネ！」の小倉智昭が、生中継で出演したノーベル物理学賞受賞者の梶田東大教授に失礼な質問を投げかけた、と批判する記事がありましたので紹介します

スポーツなどの分野では知ったかぶりをかます小倉智昭ですが、梶田教授の受賞理由である「ニュートリノ振動」にはまったく関心がなかったのか、バカ丸出しの質問をして視聴者を不快にさせた、というものです

10月7日放送の「とくダネ！」（フジテレビ系）において、司会の小倉智昭がノーベル賞受賞者にトンチンカンな質問を連発した。放送ではノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章東大教授と中継を繋ぎ、小倉が即席のインタビュー。ここでの質問が的外れだったと批判されているのである。

小倉は梶田教授に対し、目に見えないニュートリノがなぜ振動したとわかるのかと質問。これに対して教授が「スーパーカミオカンデという巨大な装置で観測すると、見たように感じることができます」と真面目に回答したところ、「そう聞いてもわからない」と返したのである。

さらに小倉は、「ニュートリノの研究が進むと、なぜ宇宙の成り立ちがわかるのか見当もつかないんですけど」とも語ったが、これは質問ではなく感想に過ぎないのは明らか。この場面を見た視聴者からは小倉に対し、「一夜漬けでいいから予習しろ！」「単に嫌なヤツなだけじゃん」「小倉の質問にムカついた」などと、批判のオンパレードだ。このシーンを見たテレビ誌ライターが振り返る。

「おそらく小倉は、視聴者の立場で質問したつもりだったんでしょう。でも一般の視聴者はそんな失礼な返し方をしませんよ。就職試験の圧迫面接じゃあるまいし、『その説明じゃわからない』って、どんな上から目線なんですかね（苦笑）」

しかも小倉からは、自分の失礼さを棚に上げた発言も飛び出していた。このやり取りの最後に、「また次の局で同じ質問を受けてください」と言い放ったのである。このシーンを前出のテレビ誌ライターが解説する。

「つまり小倉は、『誰でもオレと同じ質問をするよ』と言いたかったんでしょうね。でも、まともな司会者なら“見当もつかない”などと、司会進行の責任を放り投げるような感想は口にしませんよ。そんな小倉はノーベル賞受賞者を小馬鹿にしただけでなく、梶田教授の言葉を聞きたい視聴者すらも煙に巻いたのです」

ちなみに梶田教授は後進の育成のため、高校でも教えているという。おそらくは教授の薫陶を受ける高校生たちのほうが、よっぽど物分かりがいいのではないだろうか。

（アサ芸プラスの記事より引用）

「ニュートリノ振動」が何であるか、インターネットで検索すれば１分も待たずに説明が記載されたサイトに辿りつけます

多忙な中、生中継で出演した梶田教授を前に予備知識もなく飲み屋の酔客のようなバカな質問をしているのですから、小倉智昭にプロ意識が感じられません

知ったかぶりをする必要はないまでも、こんな愚かな司会者は即降板させてもよいくらいでしょう。替りなどいくらでもいます

小倉智昭は最初からどのような説明をされても、「それじゃわからない」と切り返す気でいたのでしょう。「視聴者にも分かるように説明してくれ」と

ですがこうした態度は不遜であり、己の愚かさをして「一般的な視聴者の声」を代弁した気になっているだけです

わざわざ梶田教授が朝、生中継に応じたのは研究費を国民から頂いているとの自覚があるからでしょう。そんな研究者の誠実な態度を愚弄するような質問をかますなど、非礼の極みです

以前にもノーベル医学・生理学賞を受賞した山中京都大学教授に、「メダルをかめ」とバカな要求をした記者がいました。小倉智昭といい額に入れて飾っておきたいほどの、「愚かさの見本」です