西伊豆電気柵感電事故死を考える3 容疑者自殺
タイトルには敢えて容疑者と書きました。静岡県西伊豆町で電気柵を設置し、7人を死傷させる事故を招いた男性(79)が自殺した、と報じられています
2家族の、家計を支える夫を死に至らしめるという重大な事故を起こしておきながら、自殺を図って逃げるという態度には失望させられます
現状の「つらさ」から逃避したいというだけの利己的な行動であり、被害者らのことなど少しも考えようとはしない無責任きわまりない振る舞いです
結論からすれば、そのような無責任な人物だったと言うほかありません
静岡県西伊豆町で男性2人が死亡、子供2人を含む5人が重軽傷を負った感電事故で、原因となった電気柵を設置した男性(79)が死亡したことが7日、県警への取材で分かった。自殺とみられる。
県警によれば、同日午前8時過ぎ、自宅の庭で首をつっているのを妻が発見し、警察と消防に通報。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。遺書は確認されていない。
男性は7月に取材に応じた際、「苦しい。ごめんなさい」と述べていた。
事故は、7月19日午後4時25分ごろ発生。川遊びをしていた2組の家族連れらが動物よけの電気柵付近で次々と感電した。男性は、川岸で咲いていたアジサイが鹿に食べられたことから柵を設置していた。
事故の刑事責任はもちろん、被害者への損害賠償も負わなければならない立場なのに、逃げ出すことしか考えなかったのでしょうか?
後始末はすべて残された妻や子へ押し付けるわけであり、この自殺で「責任を取った」などと認める気にもなれません
ニュースに対するコメント欄を設けているウェッブサイトがあり、そこには「日本人らしい責任の取り方。政治家は見習うべき」などと書き込まれています。勘違いもはなはだしいコメントです
自殺をしても過失相殺にはなりませんし、何の解決にもならないと敢えて書き添えておきます
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