もっとも美しいアニメTOP10に新海誠「言の葉の庭」

映像制作集団「CineFix」が選んだ、映画史上最も美しいアニメ映画「TOP10」の1位に新海誠監督の「言の葉の庭」が挙げられているとロケットニュースが紹介しています
選ばれた10作品は以下のとおりです


【映画史上最も美しいアニメ映画TOP10】
1位:言の葉の庭(2013年、日本)
2位:ガフールの伝説(2010年、アメリカ、オーストラリア)
3位:ファンタスティック Mr.FOX(2009年、アメリカ、イギリス)
4位:かぐや姫の物語(2013年、日本)
5位:戦場でワルツを(2008年、イスラエル)
6位:LEGO ムービー(2014年、アメリカ、オーストラリア、デンマーク)
7位:アハメド王子の冒険(1926年、ドイツ)
8位:ボックストロール(2014年、アメリカ)
9位:ウォーリー(2008年、アメリカ)
10位:ライオンキング(1994年、アメリカ)

コンピューターグラフィックス全盛の時代を反映してか、最近の作品ばかりが目立ちます(1926年制作の「アハメド王子の冒険」は例外ですが)
映像としては見るべきものがあったとしても、作品としての完成度(ストーリーやキャラクターの描き方、その他)は評価の対象なのか、あれこれ疑問が湧きます
10位以下の作品なども分かれば紹介してもらいたいところですが

Top 10 Most Beautiful Animated Movies of All Time



こうしたランキングを見せられると、中国のアニメーション制作会社などはますますディズニー、ピクサーの模倣に走ると思われます
他方で、日本のアニメーションは従来の姿勢を貫き、コンピューターグラフィックスのデモ映像のようなアニメーションとは距離を置くのでしょう
新海監督の場合、鮮やかに映る風景も単なる写真の模写ではなく、人間の目を通してとらえた「心象風景」としての描写であるのが特徴です(記憶の中の風景、と表現すればよいのかもしれません)
あくまで実写風のコンピューターグラフィックス表現にこだわるアメリカのアニメーションとの基本的な違いがここにあります
まあ、中国のアニメーション関係者にはその違いなど理解できないのでしょうが

(関連記事)
「すずめの戸締まり」 ベルリン映画祭に参加
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/498326690.html
韓国政党PR動画 新海誠作品をパクる
作家石田衣良 「君の名は。」新海監督は恋愛経験不足と批判
新海誠監督作品「君の名は。」 興収100億円を突破
セカイ系アニメを語る中国の論評
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/202002article_27.html
アニメ「百日紅」 国際映画祭で受賞相次ぐも興行不振
成功を焦る中国アニメ 世界的なヒット作はなく
中国アニメが質・量ともに日本を超える日
アメリカの人気アニメ「ベン10」は実質韓国製ニダ
中国が猛プッシュする劇場アニメ「昆塔」
新海誠監督の新作は「星を追う子ども」
日本のアニメ「秒速5センチメートル」をパクり放送している中国
中国のパクリアニメ「心霊の窓」に最高文芸賞授与
中国のオタクが選ぶ 2012年人気アニメソング、人気アニメ
2010年中国人が選ぶ人気アニソンTOP10
外国人が嫌いな日本アニメの「お約束設定」
中国版「けいおん!」? バンドに打ち込む青春アニメ
「韓国アニメーターなしに日本アニメは成立しない」と報じるメディア
中国のSFアクションアニメ「月塵」の紹介
「アニメも韓流」と報じるメディア
「名探偵コナン」の人気を読み誤る中国メディア
中国アニメのいいわけ 「良質のシナリオさえ準備できれば」
「進撃の巨人」を論評する韓国メディア
「進撃の巨人」で再び愚論を書く韓国メディア
アヌシー映画祭で「時をかける少女」に勝ったアニメ「Jimmy Fri!」
フランスの近未来SFアニメ「ルネッサンス」が渋すぎる



この記事へのトラックバック