人吉市女子高生殺害事件 赤石受刑者が自殺
2014年5月、熊本県人吉市で高校3年生の女子生徒を殺害し、裁判で懲役18年の実刑判決を受けた赤石弥受刑者が、熊本刑務所京町拘置支所内で縊首自殺を図り、死亡したと報道されています
今年6月に熊本地方裁判所で懲役18年(求刑は懲役23年)の判決を受け、赤石弥は控訴していました。が、いかなる心境の変化があったのか、控訴を取り下げ刑が確定していたそうです
熊本刑務所は21日、熊本市中央区の京町拘置支所で、収容中の40代の男性受刑者が18日に単独室で首をつって自殺を図り、2日後に死亡したと発表した。
捜査関係者によると、自殺したのは、人吉市で県立高3年女子生徒を殺害した罪などで懲役18年の判決が確定した赤石弥10+ 件[わたる]受刑者(49)と分かった。
熊本刑務所によると、赤石受刑者は18日午後8時15分ごろ、高さ約1・5メートルの窓の鉄格子にトランクスをくくりつけ、首をつっているのを巡回中の職員が見つけた。赤石受刑者は意識不明の状態で熊本市の病院に搬送。20日午前、死亡が確認された。
単独室は15分おきに巡回していたが、午後8時ごろの巡回では異常はなかった。遺書もなかった。赤石受刑者は刑確定後、服役する刑務所が決まるまで収容予定だったという。
同刑務所は「予期できない自殺で、管理体制や救命措置に問題はなかった」と話している。
赤石受刑者は6月12日、熊本地裁の裁判員裁判で懲役18年を言い渡され、同25日に控訴した。捜査関係者によると、その後取り下げたという。確定判決によると、昨年5月4日、人吉市の高塚山で女子生徒の首をロープで絞め、窒息死させるなどした。
(熊本日日新聞の記事より引用)
拘置所では心情不安定だったり、自殺のおそれのある被疑者・被告人を監視カメラ付きの独居に収容するのが一般的です
裁判で「自殺願望があった」と供述していた赤石受刑者ですが、京町拘置支所では自殺要注意者に指定していなかったのでしょう
これで裁判が無意味になったとは言いませんが、結果として赤石受刑者は刑罰から逃げたのであり、被害者遺族にすればやりきれない思いです
公判では赤石受刑者が、「好きな人を殺せば絶望して自殺できる」と、理解不能な発言をしていました。が、この発言がどこまで真実なのか疑わしいと自分は受け止めていましたし、それは赤石受刑者が自殺した現在でも変わりありません
これは自殺願望と言うより実に身勝手な発想であり、他人を巻き込んで(殺害して)くちゃくちゃにし、全てを放り出して逃げる(自殺する)との発想だった、と解釈した方が適切だったのかもしれません
とても、「死をもって罪を償う」行動だとは思えないのです
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